【資格の勉強時間】人気資格10選を難易度ランキングと共に紹介!

 

こんにちは!TADです。

この記事では、資格のランキングについて記載していきます。

サラリーマンの資格選びには、大事なポイントがあります。

 

それは、サラリーマンの方にとっては仕事が本業であり、

「学習」にすべての時間や労力を注力できる訳ではないことです。

・学習時間がとれない

 

・学習が継続できない

 

・学習にいつも挫折する

こんな経験はありませんか?

 

忙しいビジネスマンの参考になることを目的として、

この記事では、難易度合格までの平均学習時間の組み合わせという新しい切り口での資格ランキングを紹介していきます。

 

資格選びに重要なこと

仕事内容とやりがい

資格の内容と、ワークスタイルについて、しっかり知ることが重要です。

・どのような仕事の内容なのか?

 

・どんなワークスタイルで仕事をすることができるのか?

自分の「やりがい」「望むべきワークスタイル」「収入」をしっかり考えて、チャレンジする資格を検討していくことをおすすめします。

 

独占業務について知っておく

資格には「独占業務」がある資格と無い資格があります。

「独占業務」とは、資格を持っている人のみが「お金を貰って業務を行うことが出来る業務」のことを指します。

業務独占資格は、安全や衛生の確保、取引の適正化などの実現のため、国などが一定の業務に従事するうえで必要とされる専門的知識、経験、技能などに関する基準を満たしていると判定した者について、当該業務への従事、法令で定める管理監督者への就任などを認めるものである。

無償業務独占資格司法書士、弁護士、医師 、税理士、土地家屋調査士等については、有償での業務に加え無償での業務も独占となる。有償業務独占資格行政書士、弁理士、公認会計士、不動産鑑定士、社会保険労務士等については、有償での業務のみが独占となる。

出典:ウィキペディア

独占業務が無い資格は、顧客を獲得するためには、より厳しい競争にさらされることになります。

一方で「独占業務を持っている資格=食える資格」ということは決して無くなってきました。

独立を視野に入れているなら、自分の専門分野を持ち、差別化できるかが重要です。

 

資格取得までの道のり

合格発表日から逆算して、学習の必要時間は足りているか?

 

その必要な時間を、どのような方法で活用していくか?

「平均学習時間」「効率的な学習方法」を事前に知っておくことは非常に重要です。

なぜなら、各資格ごとに学習方法取得するまでのプロセスに特性があるからです。

 

例えば、税理士は科目合格制度がありますし、

中小企業診断士は一次試験の合格者は、二次試験等突破または中小企業診断士養成課程の卒業といういずれかで資格が付与されます。

この記事を最後まで読むと、資格のランキングのみならず、資格取得の平均学習時間や取得プロセスが分かります。

評価が高く、専門性が高い国家資格ランキング

1位 司法試験

国家資格の第1位は、司法試験です。

ジャンル 法律
合格率 法科大学院修了者(合格率約29%)
予備試験合格率(約4.0%)
予備試験合格者の最終合格率81%(4%のうち81%が合格)
難易度 ★★★★★★★★★★(S:超難関)
独占業務
目安:学習時間 予備試験 3,000~8,000時間

司法試験に合格すると、弁護士・検察官・裁判官になる資格を得ます。

現在、司法試験に合格するには、法科大学院を修了して司法試験に合格するか、

 

司法試験の予備試験を受けて司法試験に合格するかの2つの方法がある

学習時間と合格率、難易度は相関関係にある傾向にあります。

平均学習時間の目安は3,000時間から8,000時間です。

国家資格の最高峰です。

 

2位 公認会計士

2位は経営・会計分野の公認会計士です。

ジャンル 経営・会計
合格率 約10.0%
難易度 ★★★★★★★★★★☆(S:超難関)
独占業務
目安:学習時間 2,000~5,000時間(目安:3,600時間)

公認会計士は、監査・会計の専門家として、独占業務として「監査」を行うほか、税理士の仕事も出来るので「税務」業務、そしてコンサルタントとして活躍しています。

企業の監査には、法律で決められている法定監査、法定監査以外の監査、国際監査があります。

・試験は1段階2回 → 短答式試験(4科目、年2回実施)と論文式試験(5科目、年1回実施)

 

・短答式試験に合格した者は、その後2年間は短答式試験が免除

 

・論文式試験は、科目合格制が導入され、合格した科目については2年間免除が受けられる

合格率は、10.7%とかなりの難関です。

平均学習時間の目安は2,000時間から5,000時間と幅がありますが、これは受験回数、経験にもよりますね。

 

3位 不動産鑑定士

3位は不動産分野の不動産鑑定士です。

ジャンル 不動産
合格率 約5.0%
難易度 ★★★★★★★★★☆☆(S:超難関)
独占業務
目安:学習時間 2,000~3,000時間

不動産鑑定士は、不動産を鑑定評価するという仕事であり、不動産の鑑定評価は独占業務になります。

平均学習時間の目安は2,000時間から3,000時間と、弁護士・公認会計士よりは、若干少なめに感じますが、必要最低限の時間を考えると大差ありません。

一次試験の短答式を合格してから3年間は、一次試験を受けずして二次試験を受けることが出来ます。

合格率は、5.0%ですが、これは、一次試験の短答式が毎年30%前後、二次試験の論文式が15%前後で、それを突破した最終合格率です。

 

4位 弁理士

4位は弁理士です。

ジャンル 法律
合格率 約6.0%~7.0%
難易度 ★★★★★★★★☆☆☆(AA:難関)
独占業務
目安:学習時間 3,000時間~

弁理士は、知的財産法を専門とする法律職です。

弁理士は産業財産権の取得や産業財産権の紛争解決を行う独占業務を持つ国家資格です。

・弁理士試験には、筆記試験と口述試験がある

 

・筆記試験は短答式と論文式があり、短答式に合格した方が論文式を受験できる

 

・筆記試験に合格した方でなければ口述試験を受験することはできない

やはり、こちらも平均学習時間の目安は3,000時間と多くなっています。

これから、需要が増えてくる分野の資格と予想されます。

 

5位 税理士

5位は会計分野の税理士です。

ジャンル 会計
合格率 下の税理士試験科目合格率を見て下さい。
難易度 ★★★★★★★☆☆☆(AA:難関)
独占業務
目安:学習期間 下の税理士試験科目合格率を見て下さい。

 

税理士試験科目合格率

科目名 R1年 目安学習時間
必須科目 簿記論 17.4% 500
財務諸表論 18.9% 500
選択必須科目 法人税法 14.7% 600
所得税法 12.8% 650
選択科目 相続税法 11.7% 500
消費税法 11.9% 300
酒税法 12.4% 150
国税徴収法 12.7% 150
住民税 19.0% 200
事業税 14.8% 200
固定資産税 13.7% 250

税理士は、税務代理・税務書類の作成・税務相談が主な仕事になります。この仕事ができるのは税理士のみです(独占業務)。

独立する資格というと、税理士をイメージする方も多いと思います。納税は国民の義務なので、税金と無関係な方などいません。

そう言う意味では、身近に感じる仕事・資格の一つなのかもしれません。

・税理士試験の大きな特徴は、科目合格制である

 

・必須科目2科目、選択必須科目1科目、選択科目2つの5つの科目合格で税理士となれる。

税理士試験の科目合格は一生有効

なので、5年で1科目ずつ取得していっても良い訳です。

長期戦が可能な試験で、しっかり努力すれば合格出来る資格と思います。

 

6位 司法書士

6位は法律分野から司法書士です。

ジャンル 法律
合格率 約3.0%
難易度 ★★★★★★★☆☆☆(AA:難関)
独占業務
目安:学習時間 1,000時間~3,000時間

司法書士の仕事は、依頼を受けて裁判所や検察庁、法務局に提出する書類を作ったり、登記手続きの代理をしたりすることです。

・「筆記試験(択一式・記述式)」と「口述試験」に分かれる

 

・筆記試験には基準点(足きり点)が設けられ、午前の部、午後の部の択一式、午後の部の記述式のいずれも基準点をクリアしていないと合格とならない

合格率は3.0%と低いですが、択一試験の基準点を突破した受験生が、記述式試験に受かる合格率は約30%です。

まずは、択一試験の基準点をしっかりクリアし、記述式試験を突破する準備をしっかりすることが重要と思います。

勉強時間は、けっこう幅がありますね。これは、スクールなら最短で1,000時間で合格可能性があり、独学なら3,000時間は覚悟すべしと捉えています。

 

7位 中小企業診断士

7位はビジネス分野の中小企業診断士です。

ジャンル 経営
合格率 約4.0%
難易度 ★★★★★★☆☆☆☆(A:難関)
独占業務
目安:学習時間 800時間~1,500時間

中小企業診断士は唯一のコンサルタントの国家資格です。

中小企業診断士試験は、マークシート形式の1次試験、筆記・口述形式の2次試験という2段階選抜で実施されます。

一次試験、二次試験のストレート合格率は4.0%と、これも難関ですが、一次試験合格後は2つの選択肢があります。

・2次試験を受けて合格する

 

・中小企業診断士養成課程を卒業する

 

>> 参考記事 【解説】中小企業診断士養成課程のメリット・デメリット

税理士と同様、科目合格制度がありますが、中小企業診断士の科目合格制度は永久では無いことに注意です。

合格から2年が有効期間です。(合格年を除く)

ですので、2年は他の科目の勉強に集中できます。しっかりと学習計画を立てることをお薦めします。

学習の平均目安時間は800時間から1,500時間です。

 

8位 土地家屋調査士

8位は不動産分野から土地家屋調査士です。

ジャンル 土地家屋調査士
合格率 約9.5%
難易度 ★★★★★☆☆☆☆☆(A:難関)
独占業務
目安:学習時間 1,400時間~1,700時間

土地家屋調査士は、一言で言うと土地の境界における専門家です。

具体的な仕事内容は、不動産(土地・建物)の所在・種類(用途)面積に関して調査・測量を行い、その結果に基づいて図面を作製し、法務局に登記を申請することです。

試験内容は、筆記試験と口述試験である

●筆記試験

午前試験/① 平面測量・② 作図

午後試験/① 民法に関する知識・② 登記の申請手続及び審査請求の手続に関する知識・③ その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

●口述試験

① 民法に関する知識・② 登記の申請手続及び審査請求の手続に関する知識・③ その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

測量士(補)、一級・二級建築士の資格を取得していれば午前免除が受けられます。

合格率は9.5%とやや他資格と比べて高くはなっているものの、取得までの勉強時間がけっこうかかるイメージです。それでも、9.5%はけっこうな難関です。

平均学習時間の目安は1,400時間から1,700時間です。

 

9位 行政書士

9位は法律分野の行政書士です。

ジャンル 法律
合格率 約6%~10%
難易度 ★★★★☆☆☆☆☆☆(BB:やや難)
独占業務
目安:学習時間 500~800時間

行政書士は、街の法律家と言われる私たちに最も身近な法律の専門家とも言えます。

行政書士の仕事は、「公官署に提出する書類の作成とその代理」です。その書類の種類は10,000以上とも言われています。

経験が必要な書類から、安易な書類までさまざまであり、公官署に提出する書類の作成で報酬を得ることができるのが行政書士のメリットであります。

公務員として高卒・大卒者は17年、中卒者は20年の業務経験を積むことで行政書士資格を得ることが出来ます。

合格率は6%~10%でやや年によって幅がありますが、しっかり努力すれば合格する試験だと思います。

平均学習時間の目安は500時間から800時間です。

 

10位 宅地建物取引士

10位は不動産分野から宅地建物取引士です。

ジャンル 法律(不動産)
合格率 15.6%(H30年)
難易度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆(B:やや難)
独占業務
目安:学習時間 300~500時間

宅地建物取引士は、不動産業界における必須資格です。

なぜなら、不動産取引仲介には、契約時に重要事項説明という業務があり、それが出来るのが宅地建物取引士になります。

不動産仲介をするにあたり、宅地建物取引士保有資格者の設置は必須であり、従業員5人につき有資格者を1人置かなくてはなりません。

不動産業界に就職・転職する際には有利になる資格になります。

合格率は15.6%と上記資格と比べてやや高め。国家資格でありますが、チャレンジしやすく、人気の資格になります。

平均学習時間の目安は300時間から500時間です。

国家資格ランキングまとめ

順位 試験・資格名 難易度
1位 司法試験 ★★★★★★★★★★(S)
2位 公認会計士 ★★★★★★★★★☆(S)
3位 不動産鑑定士 ★★★★★★★★☆☆(S)
4位 弁理士 ★★★★★★★☆☆☆(AA)
5位 税理士 ★★★★★★★☆☆☆(AA)
6位 司法書士 ★★★★★★★☆☆☆(AA)
7位 中小企業診断士 ★★★★★★☆☆☆☆(A)
8位 土地家屋調査士 ★★★★★☆☆☆☆☆(A)
9位 行政書士 ★★★★☆☆☆☆☆☆(BB)
10位 宅地建物取引士 ★★★☆☆☆☆☆☆☆(B)

 

当サイトでは、さまざまな切り口で資格試験の勉強時間を紹介しています。

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資格選びのお役にたてていただければ幸いです。

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