【経営コンサルタントになるには】現役中小企業診断士が徹底解説

こんにちは。TADです。

この記事は、将来、

経営コンサルタントになりたいけど、どうしたら良いの?

という疑問を持つ方向けの記事です。

・経営コンサルタントって、よく聞くけど、どういう仕事をしているの?

 

・どういう勉強をしたらなれるの?

 

・どういうところが就職先となるのだろう?

といった悩みに答えていきます。

よろしくお願いいたします。

経営コンサルタントとは

経営コンサルタントの仕事

診断業務

ざっくり説明すると、診断業務とは支援する会社の問題を調査分析することにより課題を見つけていくことです。

お医者さんの診断をイメージすると分かりやすいです。

少し詳しく言うと、分析には会社内部の分析と、会社以外のコントロール出来ない政治・経済等を分析する外部分析という2つがあります。

提案業務

提案業務とは、診断業務で明らかになった課題に対して、解決する提案をすることです。

アドバイス・助言と言われます。

事業計画策定業務

その名のとおり、事業計画を策定する業務です。

分析や課題を踏まえ、基本戦略を導き、目標に向かって行動(アクションプラン)を設定します。

公的支援にも多い業務です。これが出来ないと、公的支援の仕事はかなりキツイです。

情報提供業務

国や地方公共団体の中小企業施策の情報提供や、

市場のトレンド情報や他社の事業展開情報などの情報提供を行います。

この情報提供により、施策活用の為の事業計画策定支援など、仕事の受注の種となったりします。

その他

経営コンサルタントの仕事は定義が無いため、非常に広範囲となり、業務は多岐にわたります。

僕の例でいうと、公的金融機関(日本政策金融公庫)の紹介や、知っている企業への取引あっせんなどがあります。

経営コンサルタントの年収

中小企業診断士の年収

中小企業診断協会が行った調査によると、コンサルタント業務の稼働日数が100日以上の独立診断士の年収のボリュームゾーンは「501万円から800万円以内(対象者の19.6%)となっており、「3,001万円以上」を除いた平均は739.3万円となっています。

その他経営コンサルタントの年収

外資系企業の経営コンサルタントから、国内の個人事業主のコンサルタントまで幅が広いので、年収を図ることは困難ですが、ネットでリサーチすると700万円前後ではないかと推察されます。

経営コンサルタントの資格

経営コンサルタントを名乗るための資格はない

経営コンサルタントを名乗るための資格はありません。誰でも名乗れます。

ただし、経営コンサルタントとして、保有していれば評価が高い資格はあります。

ここでは、独立出来る可能性がある経営コンサルタントに関係する資格3つを紹介します。

【保存版】知っておきたい資格・検定の種類【これだけは】

中小企業診断士

経営コンサルタントの唯一の国家資格です。経営コンサルタントと名乗るための資格は必要ありませんが、中小企業診断士は資格を持っていないと名乗れません。

MBA

MBAは資格ではありません。経営学修士の名称です(MBAコース大学院卒)。しかし、学歴でありながら名刺にも記載している方もいることから、資格にも似た印象を受けます。

公認会計士

最近ではコンサルティングを行う公認会計士も増えてきました。税務や財務会計に詳しいので、数字に対してきめ細かいコンサルティングが期待されます。

【資格の勉強時間】人気資格10選を難易度ランキングと共に紹介!

経営コンサルタントへの道

段階的な勉強、資格取得がおすすめ

高校生

大学選びの際に、経営学を学べる学科にすると良いと思います。

経営学部・商学部などがおすすめです。

大学生

まずは、日商簿記3級→日商簿記2級の取得を頑張りましょう。

また、経営戦略論・マーケティング論・販売促進系の授業は積極的に受けましょう。

次に、可能であれば、日商簿記2級取得後はCPA(米国公認会計士)を勉強するのもおすすめです。

大学院

大学院はMBAコースを選ぶと良いと思います。

ここまで上手く行って、日商簿記3級、日商簿記2級、CPA、MBAと取得したとします。そうすると、財務会計の基礎知識と経営戦略等の基礎知識(下地)は出来ます。

コンサルタントとしての知識を身に付ける為には、このルートが体系的な勉強も出来るし、資格も取れると思います。

ここで最後の仕上げとして、中小企業診断士か公認会計士にチャレンジするのが面白いです。

独立・就職

最終的には独立を志している方も、コンサルティングノウハウを勉強するために、一度はコンサルティング会社や他の独立しているコンサルタントの見習いをするのが良いのではないでしょうか。

仕事の取り方や注意点など、この業界にも覚えておくべきノウハウや知識を覚えておくと有利です。

就職先としては、

・外資系コンサルタント会社

 

・民間コンサルティング会社

 

・金融機関

 

・公的支援機関

 

・その他企業の戦略部門など

があげられます。

経営コンサルタントは実力の世界

資格が無い経営コンサルタントは、実力勝負なので、非常に競合性が高いです。

評価の物差し(資格等)が無い反面、

・実績が飛びぬけているか

 

・その分野での権威か

 

・発信力(営業力)に強みがあるか

 

・すでに固定客があり信頼関係があるか

 

・支援機関(他企業)との連携がとれているか

等に強みが無ければ、「誰でも名乗れる→参入障壁が低い(誰でも開業できる)→実力勝負のレッドオーシャン市場」となるため、仕事を安定的に確保することが難しくなります。

しかし、認知度が上がれば、実力が極めて高いコンサルタントと評価され、有資格者以上に高収入が期待出来る場合もあります。

まとめ

・大学の学部は経営か商学がおすすめ

 

・資格は段階的に取る

 

・最終的には中小企業診断士か公認会計士を目指せれば面白い

 

・一度は見習い

 

・実績等強みがある方は資格無しでコンサルをやっても可

 

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