【中小企業診断士試験】ガチで勉強しておくと良い科目【偏見御免】

こんにちは。TADです。

今回は、中小企業診断士試験において、「ガチで勉強しておくと良い科目」という記事を書いていきます。

もちろん、合格するためには7科目重要ですよ。

でも、僕が受験をやりなおすなら、今回紹介する3科目は特に興味を持って勉強しますね。

なぜなら、僕が現場で必要に直面することが多い知識だからです。

今回の内容は僕の個人見解ですので、あしからず。でも、リアル情報に説明を加えてお伝えしていきます。

順を追って説明します。

中小企業診断士が現場で使う知識 ①中小企業経営・中小企業施策

目線を合わせるのに必要

中小企業にアドバイスをするに当たって、中小企業経営のことをしっかりと目線を合わせて理解しなければ、信頼を得ることは出来ません。

中小企業の知識が無いコンサルはとても多いです。こういうコンサルはリピートがありません。

逆に、支援先の社長に「中小企業の課題を良く理解しようとしている!」と感じていただければ、しっかりと内情を話してくれます。

理解をすすめるヒアリングをおろそかにして、一方的に上から目線の指導を行うことはNGです。

目線を合わせて、粘り強く内部事情や資源の把握に努めることが重要です。

情報提供は非情に喜ばれる

国や都道府県、市町村の中小企業支援策について情報提供すると、非情に喜んで貰えます。

情報提供のみならず、活用事例や活用の具体的手段をさらに提供すると、説得力が増します。

中小企業診断士は適正に中小企業施策を浸透させ、活用に導く役目もあります。

中小企業施策活用支援は、他のコンサルよりも中小企業診断士の十八番であり、強みでもあります。

連携力

目線を合わすことが出来て、中小企業施策活用に長けていれば、

・支援機関との連携が生まれる。

 

・民間コンサルにおいても非情に頼りにされる。口コミが発生する。

 

・仕事が増えれば、他の中小企業診断士との連携も生まれる。

という好ましいループが生まれる可能性が高くなります。

連携力は中小企業診断士の持つべき武器の一つです。これ、めっちゃ重要です。

中小企業診断士が現場で使う知識 ②企業経営理論

経営計画策定支援

これは、ほんと必須のスキルです。

経営計画策定プロセス、フレームワークの使い方、アクションプランの提案など、経営計画策定支援が出来なければ、現場で仕事が出来ないのと同意義と思います。学習中に、なぜこの理論が必要なのかをしっかり理解することが必要です。

中小企業診断士1次試験はインプットですが、2次試験は実際に中小企業に提案する課題が出題されますので試験対策としてもかなり重要です。

中小企業診断士は経営計画策定を生業としているため、理解があいまいな経営計画や整合性が無い提案はすぐに分ります。もちろん僕は試験委員ではありませんが、理解があいまいな計画書は分ります。

逆に、しっかりと策定プロセスの基本が身につけば、現場でも活躍できますし、なにより応用の吸収力が増します。

小売・サービス(飲食)の指導案件が多い

やっぱり、小売り・サービスの指導案件は多いです。マーケティングや販売促進についてしっかり理解出来れば、具体的な指導が可能となります。

マーケティングは中小企業診断士試験の中で最も面白く、やりがいのある分野でもあります。

得意か科目にしてきましょう。

中小企業診断士が現場で使う知識 ③運営管理

工業専門の中小企業診断士は意外と少ない

工業専門で現場改善に強い中小企業診断士は意外と少ないです。

5Sや原価計算は結構出来る方が多いですが、特に稼働分析や工程改善等については苦手としている中小企業診断士も多いです。

また、稼働分析や工程改善等のニーズは結構あります。この分野はけっこうブルーオーシャンだと感じております。

商業・サービス業に加えて製造業の改善提案が出来れば、仕事の幅がグッと広がります。

比較的大きな案件が多い

製造業(工場改善)の案件は、小売業やサービス業と比べて企業規模が大きいのが特徴です。

それゆえ、大きな施策提案やプロジェクトとなることも多く、得意分野になれば収入アップが見込めます。

また、製造業はとても興味深く、面白い案件が多いです。「ものづくり日本」を体感できます。

経営革新案件にも強くなる

成長戦略の最たるものである経営革新計画は計画自体に独自性(オリジナルティ)と新規性が問われる為、製造業と相性が良い政策です。

経営革新案件は法認定の計画であり、認定されると「法認定の計画」ということになります。

成長戦略と改善計画の両方の策定が出来ると割と無双できます。

財務分析の基礎は出来て当たり前

最後に、財務分析について触れます。

中小企業診断士は、財務状況から課題の把握を進めるため、基本の財務分析は出来て当たり前と考えます。

そういう気概で財務会計は取り組むべきです。

なぜ、この分析が必要なのか?

 

どういう問題が考えられるのか?

 

どの程度(数字)まで、いつまでに改善するべきか?

など、分析の必要性や効果などをしっかり理解しながら進めましょう。

経営情報システムと経営法務は奥が深い

経営情報システムと経営法務は、その分野でプロ(情報技術者やプログラマー弁護士、司法書士など)がいます。

その為、勉強の奥が深いため、興味がある場合は、まずはしっかり1次試験対策をして、合格してから専門的に深掘りして勉強することをおすすめします。

また、経済学は実学というより知識・学問の色が濃いので、普段から新聞やニュースなどを参考に慣れ親しんでいくことが重要です。

 

今回の記事は、あくまで僕の現場を考えた場合の個人的な意見です。

参考になったら幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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