【暴露】中小企業診断士の年収は?独立して食える!?

中小企業診断士の実態についてリアルガチに書いていきます。

受験生のみなさんにも、

中小企業診断士に合格された同志にも、

有益な情報を提供するサイトにしていきたいと思いますので、よろしくm(_ _)m

この記事を書いた人 ↓↓↓

名前:TAD

 

専門:事業計画策定支援(現在まで作った事業計画書は300以上。経営支援事業所は数知れず。経営革新計画・創業計画・ものづくり補助金など前線で戦闘豊富(割と勝率良し)。某支援機関にて専門家登録や派遣の担当経験も長く、どんな専門家(診断士)が求められるか?についても内部から熟知。決して「腕に覚えあり!」のコンサルではないが、一応、資格があるので、いわゆる自作自演コンサルでは無い(笑)。逆に自慢は社長や支援機関からのリピート率。

 

肩書:中小企業診断士、宅地建物取引士、創業・新事業コンサルタント。


この時代に、大学に行くことがステータスというど田舎から大学を目指すも、偏差値ギリ40程度であえなく現役撃沈。2浪後大学入学するが、いわゆるFラン。卒業後に田舎に帰って国家資格でも取ろうと模索するが、周りには変人扱いされる。「受かる訳ねーだろ!」感満載の職場にて、30代に突入し仕事の丸投げに合い、鬼多忙となる。


「時すでに遅し。もはやこれまで」と腹を括ったところ、ある勉強法に目覚め、宅地建物取引士⇒中小企業診断士と合格する。

 

地方は超不利と感じつつも、ど田舎からでも難関資格の取得は、無理のない努力でも十分可能ということに気づく。また、中小企業診断士としてそのリアルガチな実態を発信していく。

中小企業診断士は企業内診断士と独立診断士に分かれる。

これは、税理士でも弁護士でも同じです。

弁護士は、イソ弁と言われたりします。

 

企業内診断士とは、中小企業診断士の資格を持っていながらサラリーマンをしている方です。

中小企業診断士協会の調査によると、企業内診断士が54.5%、プロコン等が38.0%、その他7.5%となっております。

主な職業 構成比(%)
プロコン(他資格兼業なし)経営 18.01
プロコン(他資格兼業あり)経営 13.01
コンサルティング会社等勤務 3.86
公務員 0.95
公的機関・団体等 4.2
調査・研究機関 0.62
金融機関 11.74
民間企業 37.03
資格のみの保有 4.33
その他 3.15
100

企業内診断士は、民間企業が多く、その割合は約37%となっております。

民間企業でも、以外なのが大企業に勤めている方が60%超という割合になっている様です。

 

次いで、銀行や中小企業支援機関が多いです。一部、紹介します。

  • 地方銀行、信用銀行職員<金融機関>
  • 産業振興センター職員<公的機関>
  • 保証協会の職員<公的機関>
  • 商工会・商工会議所の職員で有資格者はなぜか少ない

 

中小企業診断士の平均年収

平均年収 割合(%)
100万円以内 9.36
101~200万円以内 7.54
201~300万円以内 8.12
301~400万円以内 7.46
401~500万円以内 8.29
501~800万円以内 19.55
801~1,000万円以内 13.34
1,001~1,500万円以内 14.66
1,501~2,000万円以内 6.05
2,001~2,500万円以内 2.07
2,501~3,000万円以内 1.49
3,001万円以上 2.07

企業内診断士の年収は、中小企業診断士資格に起因するものではなく、そもそも職員としての給料と考えた方が良いです。

501~800万円以内が、19.55%と一番多いレンジとなっております。

 

支援機関で働く僕の友人は基本給が月15,000円上がったと言っておりました。(おそらく、資格手当なるものだと思います)

すると、中小企業診断士資格を保有したことでアップした収入は、15,000円ということになります。

なので、彼の企業内診断士としての手当は、微々たるものみたいです。

 

ただし、職員としてのスキル評価は高いと思います。

また資格を持っていると、中小企業支援機関に就職する時には、有利に働くと思います。

企業内診断士は社内での評価は高くなるが、給料への反映金額はそれほどでも無いかも?と言えそうです。

もちろん、企業にもよりますが。

 

一方、1,000万円を超える方も、25%はいらっしゃいます。

大企業にお勤めの企業内診断士か独立診断士と思われます。この25%と言う数字は、個人的には「夢」のもてる数字と思います。

 

中小企業診断士の業務の特徴

中小企業診断士は独占業務が無い(に等しい)

中小企業診断士は、「独占業務」なるものを持っていません。

これは、「資格を持っていなければやれない業務」が無いということです。

 

結果、実力で仕事(お金)をとらねばならぬ。ということに他なりません。

  • 税理士さんであれば、税のこと
  • 行政書士さんであれば、行政文書のこと

これは、資格を持っていなければ、お金をとってやれないという独占業務になります。

 

独占業務については、資格持っていない人が業務を行い、お金を取ればガチで逮捕されます。

「それ、違法です。」

 

じゃあ、中小企業診断士資格のメリットは?というと、「名称独占資格」です。ハイ。

つまり、北斗の拳で例えると、『“北斗神拳伝承者”を名乗っても良いぞ』ということに近いです。

引用:週刊ジャンプコミックス 北斗の拳第1巻

 

 

「名称独占資格」についてはこちらで紹介しています。

 

さらに言うと、コンサルタント自体は誰でも名乗れます。

中学生や、近所のオバハンだって名乗れます。

知ってました?名乗ったもん勝ちですよ。実際。

 

でも、「中小企業診断士」を名乗るためには、資格を持っていないと名乗れません。ということです。もちろん、中小企業診断士もコンサルタントと名乗れますよ。

 

さらに、中小企業診断士は、

国が認める唯一の経営コンサルタント資格

と位置付けられています。

 

結果、しっかりと実力を持ってなければ、仕事をとることが出来ないですね。

これが、「中小企業診断士は食えるか?」という議論に繋がっているのです。実際。

 

中小企業診断士の収入源は?

では、中小企業診断士の収入源について、リアルにお話します。

いわゆる顧問契約による民間コンサルについては、単価がまちまちだと思うので、紹介しようがありません。1 ヶ月 10 万のところもあれば、1 万のところもあろうかと思いますので。

 

支援機関や信用金庫等金融機関からのオーダー(専門家派遣)

では、中小企業診断士の昔からのメイン業務の一つである公共機関からの報酬単価はというと、1 時間 8,000 円~15,000 円の幅で、1 件(1 企業)あたり 2~3 時間が多 いですかね。旅費別で。

例えば、

1 日 2 企業を 2 時間づつ、単価 10,000 円でコンサルを頼まれれば、(2 件×2 時間)×10,000 円で、40,000 円の売上になります。

で、40,000 円を月 20 日稼働出来たとすれば、800,000 円となります。(計算上は)

支援機関からのオーダー(セミナー・研修会)

1回当たり、30,000~100,000円位でしょうか。

1日がかりの研修会だと単価は高め。

1時間あたりの計算で3時間程度だと単価は控えめの傾向ですね。

あと、支援機関からのオーダーだと、100,000円オーバーだと超ラッキーでしょう。

 

事業計画策定による収入

・経営革新計画等施策利用に係るの事業計画の策定

・ものづくり補助金等補助金申請に係る事業計画策定

による収入ですね。

補助金については、補助金額×3%~12%位を報酬としている先生が多いですね。

これは、営業により自分で仕事をとらなくてはいけません。

 

診断協会からの仕事

中小企業診断士になると、各都道府県にある、中小企業診断士協会と言う組織に所属することが出来ます。(任意加入です)

そこから、たまに仕事が来ることがあります。

公共機関の仕事が多いですね。

 

その他仲間からの仕事依頼

中小企業診断士は、横の繋がりが広い資格でもあります。

これは、いいですね。

仲間から、仕事の依頼が来たりします。診断士同士は意外と仲いいです。

 

食えない資格と言われる理由

それは、次のように推測されます。

優先的に仕事が入る法律の仕組みは無いので、仕事が獲れない(依頼が無い・頼まれない)からです。

つまり、

独占業務が無いので、誰でもコンサルが出来る → 依頼が無ければ、収入は入らない → 営業が必要 → 営業が出来ない → 食えない

ということです。

もちろん、売れっ子も普通にいますよ。

 

上記の 800,000 円を希望するなら、RPG 風に説明すると、クエスト(仕事)を継続的に獲得することが必要ですね。

しかも、クエストは自動的に入ってきたり、酒場やギルドの掲示板に貼ってあるわけじ ゃ無いですよ。

自分から営業をかけなければならないです。

 

それが、中小企業診断士資格が揶揄される「たとえ」の、

「足の裏の米粒」(食べることが出来ない)

と言われる所以です。

 

個人的には、この「たとえ」はどうかと。

  • まずは、古くさい
  • 悪意が感じられる
  • そして、これを聴くと、単純にやる気がメゲる

単に、『食えるまでのレベルは「やや難」です』とかでいいような気がしません?

 

まとめ

実績や年齢にもよりますが、

私の周りの独立診断士は、1,000 万円にちょい届かないぐらいの方が多いです。

独立するなら、まずは支援機関のクエストをいかに貰うかが一つの課題ですかね。

 

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