【公開します】中小企業診断士が独立前にやっておくべきこと5つ

こんにちは。TADです。

この記事は、中小企業診断士として、独立を目指している方向けです。

中小企業診断士で独立は難しい?

 

仕事は入ってくる?

 

独立前に準備したら良いことは何?

こんな質問に答えていきます。

この記事では、中小企業診断士として独立する上で割と良いスタートがきれるリアルガチな情報をお伝えします。

で、今回は、その具体的な方法論まで公開します

僕自身、リアルな有料級の現場情報と思っています。

最後までよろしくお願いいたします。

中小企業診断士として独立するために必要なこと

中小企業診断士として、初めから報酬を得るうえで、独立するために必要なことを、「絶対に必要なこと」・「差別化するために必要なこと」の2つに分けて説明します。

中小企業診断士資格を持っているって前提でお伝えしますね。

ま、これから取る人も知っていて損はない話と思います。

ていうか、予備知識として持っておくと、アドバンテージになります。

絶対的に必要なこと

・事業計画立案のスキルを身につけること

・支援機関とのコネクションをつくり、支援機関毎の特性を知ること

・中小企業施策の知識・活用方法を学ぶこと

差別化するために必要なこと

・技能・特技(手に職)を持つこと

・公共支援機関での実績を積み上げること

この5つについて深堀りと対策を書いていきます。

絶対的に必要なこと

事業計画立案のスキルを身につけること

これは絶対必要なスキルです。

中小企業診断士として、このスキルが無ければ話になりません。

大工が釘を打てないのと一緒です。

 

ここで言う事業計画立案スキルとは、

SWOTやマーケティングの4Pのアドバイスなど、

断片的な知識の提供ではなく、事業計画書をすべて作り上げるスキルです。

 

ひと昔前の支援とは違います。

ヒアリングから、分析、立案、ライティング、アウトプットまでです。

 

では、このスキル、どうやって手にいれるのか?ですが、

それには、3つ方法があると思います。

 

・中小企業診断士養成課程を卒業して資格を取る

 

・先輩診断士から教わる

 

・事業計画策定セミナーに参加する

中小企業診断士養成課程を卒業して資格を取る

中小企業診断士になるには、1次試験合格後、2つの道があります。1つは2次試験・3次試験を受けること、もう1つは中小企業診断士養成課程を卒業することです。

中小企業診断協会 中小企業診断士試験

中小企業大学校中小企業診断士養成課程は、インストラクターの講師がついて、実際の企業支援をリアルガチでコンサルする事業計画策定実習が約5回あります。

これが経験となり、しっかりとした事業計画策定スキルの基本が身に付きます。

半面、デメリットとして、時間とお金がかかります。

中小企業大学校は、約半年要し、養成課程の講習費や滞在費・諸経費等(宿泊費や食費、生活費、企業診断の際の旅費やホテル代など)がかかります。

また、仕事をしたり、アルバイトをしたりして、片手間でやれる実習ではありません。

普通の大学とは、強度が全然違います。

中小機構 中小企業診断士養成課程

先輩診断士から教わる

一発で覚えるのは中々難しいので、出来れば継続して教えていただける方が良いです。

でも、実際に支援先の社長とお会いするなど、実践的な計画作りを最初から最後まで学ぶのは難しいと思います。

なぜならヒアリングでは、企業は内部の問題や秘密について話したり、借金の状況を話したりするので、初対面の人に聞かれるのは嫌だと思います。

可能であれば、先輩診断士に弟子入りし、イソ弁みたいに補助者として働かせていただければラッキーですね。

事業計画策定セミナーを受講する

中小企業診断士というプライドをいったん捨てて、一般の創業者向けの事業計画策定セミナーに参加し、他の診断士の手法を学ぶという手もあります。

商工会議所や他の支援機関で開催していることが多いので、地元の商工会議所等のセミナーをチェックするといいです。

公共的な支援機関のセミナーは無料のところが多いです。セミナー料があったとして、数千円だと思います。

診断士合格者は、他の受講者と比べて何倍もの吸収力があると思うので、効果的です。

支援機関とのコネクションをつくり、支援機関毎の特性を知る

支援機関とのコネクションをつくる

支援機関と協力関係が出来れば、専門家派遣の仕事が来ます。

具体的にお伝えします。

商工会議所には、経営指導員という地域の企業のお世話をしている職員がいます。

この経営指導員には、個別企業の悩みや課題についてアドバイスを専門家に求めるという専門家派遣という業務があります。商工会議所は基本的に行政単位で全国にありますので、この専門家派遣の仕事をいただけると良いですね。

また、セミナー講師の依頼がくることもあります。経営指導員は横の繋がりもありますので評判が良いと、他の市町村からも依頼が来ます。

支援機関毎の特性を知る

商工会議所・産業支援センター・保証協会など、さまざまな支援機関があります。

この支援機関の各業務内容の違いや立ち位置などを知ることは非常に重要で、特に喜ぶこと、嫌がられることは把握しておいた方が良いです。

場合によっては、ガチNGなアドバイス内容や振る舞いがあったりします。

これは一例です。参考にしてください。

【告白】中小企業診断士が、現場でこれやるとガチ嫌われる(知らないと地雷)

中小企業施策の知識・活用方法を学ぶこと

社長からのオーダーや、支援機関から求められる仕事は、中小企業庁が進めている補助金等の施策活用のアドバイスが多いです。

旬な施策の活用方法を知っていないとダメですね。

  • 中小企業庁発行の中小企業施策冊子を熟読する(HPからDL可能)
  • Jネット21(サイト)
  • 診断士仲間から生情報の仕入れ

中小企業施策で大事なのは国が「何の支援を推しているか?」を知る事です。

この情報を社長に伝えることにより、とても喜ばれます。

差別化するために必要なこと

技能・特技を持つ

最近では、計画をいかに実現していくかをフォロー・アドバイス出来る業界の技能(技)を持った先生が人気だったりします。

簡単な例でいうと、

作った事業計画の中にECサイトの運営があったとして、事業計画をアドバイスした診断士がECサイトの運営にも長けていたら、さらに継続的な支援が出来ることになります。

逆に、「そっち方面はさっぱり…」という方だったらどうなるか?ですが、

結論…「終わった人」になります。声がかからなくなると思います。

 

そりゃー、そうでしょ。

自分が提案したにもかかわらず、やり方を知らないって…あり得ます?

 

まあ、ひと昔は、計画策定が出来ればなんとかなったのですが、

今は、自分でフォロー出来るか、他のエキスパートを紹介出来るかしてフォロー出来ないと辛いです。

で、事業計画策定+特殊技能が必要です。

 

事業計画策定は業界が飽和してきているので、行動に対して再現性があるアドバイスをする方が重宝されますね。

技能・特技の例です。

  • web制作
  • デザイン
  • コーチング
  • 料理研究家
  • カメラマン等

公共支援機関での実績を積み上げること

公共支援機関での実績が積み上がると、他の公共支援機関も使い勝手が良くなります。

なぜなら、上司の承認を取りやすくなるからです。

支援機関職員

このコンサルタントは、A商工会議所やB保証協会で実績がある中小企業診断士です。我が社でもオーダーしてみましょう!

となりやすいです。

公共支援機関では、専門家派遣が可能なコンサルタントについて、事前に「専門家登録」というものをします。

この専門家登録をしたら、名刺にすりこんでも効果的かもしれません。”〇〇商工会議所専門家登録 中小企業診断士 徳川家康”

以上が、中小企業診断士として独立する前に準備しておくと、有利な行動5選です。

ぜひ、しっかり準備しておきましょう。

最後までありがとうございます。

 

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