【大学生おすすめ資格】就活には「まず宅建」その理由は?

 

就職活動に有利な資格ってあるの?

大学生のおすすめな資格は何?

今回はこんな質問に答えていきます。

こんにちは。TADです。

 

最初に、5秒だけ、自己紹介をします。

僕は、宅建士・中小企業診断士です。

このブログで「偏差値40からの国家資格」というテーマで資格情報や試験勉強のノウハウを発信しています。

 

この記事は、有利に就職活動を進めたい大学生向けです。

特に、

  • 自分より偏差値上位の大学に負けたくない学生
  • 大学受験のリベンジに燃えている学生
  • 向上心がある学生
  • 法律に興味がある学生
  • ビジネスに興味がある学生

に読んで欲しいです。

 

読み終えると、宅建士が就職活動にどう影響するのかが分り、学習のモチベが上がります( ^o^)ノ

宅地建物取引士とは

宅地建物取引士の資格内容

正式名称は、「宅地建物取引士」と言う国家資格です。「宅建」と言われています。

不動産業界では必須の資格で国家資格の登竜門とも、言われている試験ですね。

年間25万人以上が申し込む大人気の資格です。

 

資格内容をざっくり紹介すると、

宅地建物取引士は不動産取引におけるスペシャリストの資格で、不動産取引仲介業においては、従業員5人に一人の有資格者を置かなくてはなりません。

 

その他、学習することそのものについても自分にメリットが大きい資格です。

宅建の勉強内容

宅地建物取引士の資格試験は、「権利関係」、「宅建業法」、「法令上の制限」、「税その他」の4つの分野から、合計50問が出題されています。

1.【権利関係】(14問)

民法や借地借家法など、権利に関する問題が出題されます。理解力を求められる問題が中心となります。

2.【宅建業法】(20問)

宅建試験の中心となる科目です。8割以上の正解を目指しましょう。この科目を攻略すれば合格に近づきます。しっかり勉強すれば高得点がとれる科目で、暗記が求められる科目です。

3.【法令上の制限】(8問)

法律上の建物を建てる上での制限等について学習します。国土法、農地法。建築基準法等による制限を勉強します。実践で重要になる科目です。しっかり学習しましょう。

4.【税その他】(8問)

税金や不動産評価、その他に関する科目です。

宅地建物取引士の受験資格

宅地建物取引士の受験資格は無く、誰でも受験出来ます。

これは、国家資格として圧倒的魅力です。

今からでも、本を買ってきて勉強を始めることが出来るのです。

就職活動に有利な理由

地頭・伸びしろをアピール出来る

宅地建物取引士は、国家資格の登竜門と言われ、合格基準も相対評価であることから、決して簡単な試験ではありません。

試験科目についても民法が入っており、ビジネス社会で必要不可欠な法律知識が必要とされます。

 

このことから、合格することで、一定水準以上の地頭のスペックがあることをアピール出来ます。

一定水準の地頭のスペックは、採用側にとって、ある程度ですが「伸びしろ」を図る基準になると僕は思っています。

 

なぜなら、採用側は、短時間で人物評価をしなくてはならず、「理解力」など「見える化」されていない(しずらい)部分を判断することは非情に難しいものです。

なので、学歴に偏重しがちになるのはある意味、合理的ではあるのです。

宅建は「伸びしろ」をアピールするのに適しています。

 

続いて、宅建の相対評価について説明します。

合格率

相対評価で、毎年合格点が変わりますが、全体の15%前後が合格率です。

試験年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
H30 265,444 213,993 33,360 15.6%
H29 258,511 209,354 32,644 15.6%
H28 245,742 198,463 30,589 15.4%
H27 243,199 194,927 30,028 15.4%
H26 238,343 192,029 33,670 17.5%

合格点

宅建試験は50点満点です。平成30年度は37点が合格と、過去10年を見ても一番高い合格点になりましたが、概ね35点がとりあえずの目標です。

相対評価たる”ゆえん”は、この合格点です。

その年の受験者の得点状況によって合格点が変動します。

試験年度 合格点
平成30年 37点
平成29年 35点
平成28年 35点
平成27年 31点
平成26年 32点
平成25年 33点
平成24年 33点
平成23年 36点
平成22年 36点
平成21年 33点

努力をアピール出来る

いくら頭のスペックが良いとしても、かなりの勉強量を必要とするのが宅建試験です。

法律の初学者が合格するための時間は300時間が目安と言われております。

その為合格すると、真面目さ・努力家という点もアピール出来ます。

「大学で遊んできたばかりでは無いんだな」

「目標を自分なりに立てて頑張ったのだな」

等の心証を持ってもらうことはプラスになります。

即戦力として活躍が期待出来る

紹介したように、宅建士は不動産取引仲介業にとっては、必置資格です。

その為、有資格者を一定程度確保しなくてはなりません。

なので、宅建を持っているだけで、ある意味即戦力なのです。

もちろん、経験が無いことから、資格を保持しているからといって、すぐにすべての業務をこなせる訳では無いです。

しかし、有資格者として無資格者と比べ、一線で活躍する機会は増え経験値が溜まるのが早くなります。

なぜなら、重要事項説明という不動産取引に必ず必要な業務については、有資格者しか出来ないからです。

自分自身にとってもスキルアップできる速度が速くなります。

幅広い業界で活躍が期待出来る

宅建の資格が活かせるのは、不動産取引仲介業だけではありません。

建設、設備、設計など幅広い業種でその知識が必要とされます。

結果として、仕事を選ぶ選択肢が増えます。

これ、かなりデカイです。

つまり、宅建は小回りが効く汎用性が高い資格なのです。

宅建学習をするメリット

就職活動に有利な理由について述べてきましたが、加えて宅建を学習するメリットについて僕の体験談を踏まえて紹介します。

自信が付く

宅建に合格すると、真の自信が付きます。15%程度の合格率の難関国家試験に受かったという自信です。

ちなみに、他の難関資格は3%~10%前後の合格率です。

具体的に言うと、大学生のうちに宅建に合格した人は、ステップアップして他の難関資格にチャレンジしている方が多いです。

行政書士とか、司法書士とか。僕は、次のステップとして中小企業診断士にチャレンジしました。

成功体験を宅建で経験することは、とても大きな意味があると感じています。

民法知識が身につく

宅建の試験範囲には民法があります。これを学習しておくことで、さらに難関資格へのステップアップに繋がります。

他の難関資格の出題範囲を見てみると、

・行政書士→民法あり

 

・司法書士→民法あり

 

・司法試験予備試験→当然民法あり

 

・土地家屋調査士→民法あり

 

・中小企業診断士→経営法務にて民法を学習

と、たいがい民法が絡んできますし、中心的な存在になっています。

 

また、一般生活でも民法を勉強していると、かなり役に立ちます。

勉強しているということは、「不安」の減少に繋がるのです。

もちろん、すべて知らなくても、例えば弁護士に相談する場合のポイントが分りますし、法律家が聞いてくるヒアリングの「意図」が分ってきます。

 

 

僕はど田舎なので、通信講座は活用しましたが、独学です。また、友達や同僚など、周りには誰も宅建を勉強している人はいませんでした。不安と孤独の受験勉強でした。

でも、偏差値40スタートの僕でも合格出来ました。

宅建は努力が反映される試験です。がんばりましょう!

 

この記事で宅建に興味を持っていただけると、嬉しいです。

最後まで、読んでいただき、ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA