Contents
こんにちは。TADです。
この記事では、当サイト「アビリティマッピング」のコンセプトである「スキルマップ」について紹介します。
今回は「中小企業診断士」の中でも「販促系」に特化したい方のためのスキルマップを紹介します。
僕は、専門家を派遣する仕事に従事した経験があり、
各専門家の有資格やスキルに触れる機会が多くありました。もちろん同行してクライアントの反応を目のあたりにする機会も数多くあります。
そんな経験から、中小企業診断士として差別化が図れる「販促系」のスキルマップを紹介します。
前提として、もはや中小企業診断士は「得意分野」を持ち、他の中小企業診断士または資格を持たないコンサルタントと【差別化】を図ることは絶対的に必要です。
さらに、資格やスキルの取得だけでその道のプロとは言えません。断言します。プロになるためには、実戦に実戦を繰り返し、行動に裏打ちされた【経験値】というものが必要です。これは大前提です。
このあたりは、RPGと一緒です。
最低限、この二つの前提として、読み進めてください。
【この記事の読み方】
1.コア資格・・・軸となる資格名です。基本ジョブであり、この記事では中小企業診断士となります。
2.ダブル資格・・・中小企業診断士とダブルライセンスだと強力な力を発揮する資格です。コア資格とダブル資格は単体でも独立出来る可能性がある資格です。
3.アビリティ①・・・中小企業診断士に加えて差別化出来る可能性が高まる資格ですが、これ一つで独立するのは難しいものです。
4.アビリティ②・・・実践力を必要とされる資格です。中小企業診断士の戦略系知識と実践力としてのスキル系資格は“やってみせる”という意味で非常に説得力を持つ資格の組み合わせとなります。
販売促進系コンサルになるためのアビリティマップ
店舗系
まずは、店舗系のコンサルについて説明します。
店舗系とは、各店舗の設計や店内コンセプトなど店舗づくりを総合的にコンサルティング出来る中小企業診断士を目指します。
中小企業診断士のマーケティング知識に加えて店舗構造及び空間づくり等、店舗訴求力を強めるコンサルティングに強みを発揮できます。
建築士
建築士は、建築物の設計および工事監理を行う職業の資格です。2級でも十分ですが、1級があると中小企業診断士と合わせて店舗診断に強力な強みを発揮できます。
インテリアプランナー
インテリアプランナーはインテリアプランニングにおける企画・設計・工事監理を行うインテリアに関する知識と技術に習熟した専門家です。空間コンセプトに関する強みを持ち、施主がイメージする空間を実現化します。
活躍の場とすれば、創業時の店舗コンセプトの設定や実現化に向けたアドバイスに適していると思います。
「こんな空間にしたい」といった、自分の空間に対する憧れを持つ創業者はとても多いものです。
夢の実現は空間づくりといっても過言ではありません。納得の行く空間が出来た時の創業者の喜びは、とても大きいものがあるようです。
商業施設士
商業施設士とは、多様な商業施設の、運営管理システムや店舗の構成・デザインなどをトータルに企画、計画する専門家です。中小企業診断士として、店舗づくりや店舗改善の相談は案外多いのもです。
商業施設士資格を持っていることで、店舗の専門性を持つ中小企業診断士として活躍することが期待できます。
インテイリアコーディネーター
インテリアや住宅や商品に関する幅広い知識・専門的な技術などを駆使し、家具やカーテン、照明等の商品を総合的にプロデュースする仕事です。
インテリアコーディネーターは、インテリアプランナー等が企画した空間コンセプトを、インテリアのチョイスによって、より理想に近い形で実現化する役目を持ちます。
幅広いインテリアの知識があってこそ、理想の空間が出来るのです。
店内販促系
店内販促系とは、主に店内販促に強いコンサルタントです。中小企業診断士として、効果的なPOPやブラックボードの使い方、商品陳列等のアドバイスを行うコンサルタントを目指します。
販売士
マーケティング、マーチャンダイジングをはじめとする流通・小売業における高度な専門知識を身につけ、販売促進の企画・実行をリードします。
店舗・
個人的には、中小企業診断士試験におけるマーケティングと比較すると、より実践的な目線で学習出来ると思います。
webマーケティングにも応用出来る内容も少なくないです。
POP広告デザイナー
POPデザインに対する一定以上の知識・センスを持ち合わせ、レイアウト・配色など、状況にあったデザインが出来ると認められた人へ与えられる資格です。
POPに対するコンサルティングニーズは根強い人気があります。中小企業診断士としてPOP指導を実践的に支援できると、とても武器になります。
カラーコーディネーター
カラーコーディネーターは、主に住宅やホテル、レストランなどのインテリアや、ファッション、デパート、ショップの商品デザインやディスプレイ、建築、土木景観などで色彩、配色などについて助言をする専門家、コーディネーターです。
あらゆる色の専門家であり、その活躍出来るコンサルティングフィールドはかなり広いです。中小企業診断士との相性も抜群で、特にマーケティングにおけるアドバイス需要が期待できると思います。
アドビ認定アソシエイト
アドビ製品を使いこなすスキルを証明するアドビ認定アソシエイト(ACA)です。POPやチラシ作成に必要なイラストレーターやフォトショップに関する資格です。
WEBマーケティング系
Webマーケティングは、インターネット上のマーケティング活動をいいます。 中小企業診断士としてWebサイトへの集客、販売やブランディングの助言に強みを持ったコンサルを目指します。
ネットマーケティング検定
インターネットの特性を理解し、状況に応じて最も効果的なマーケティング手法に関する資格です。
ネットマーケティングとはWebを中心としたネットワークを活用して、売上の拡大(新規顧客の獲得、既存顧客の維持)、各種ブランディング、顧客満足度向上、業務の効率化など、自社と市場との関係(接点)を構築することとされています。検定を通して実践的な知識を身に着けることが出来ます。
WEB解析士
ウェブ解析士は、ウェブマーケティングの知識・スキルを習得するための 基盤となるウェブ解析を体系的に学べ、実践に活かせる資格です。
逆の発想で、ウェブ解析士を保有し、中小企業診断士資格を持っていると、ウェブの専門家としてのブランドが増します。
ネット販売のみならず、商品知識やマネジメント・財務にも広く精通していることから、差別化された総合的なアドバイスが出来ます。
信用度がかなり上がり、コンサルティングニーズが期待されます。
ここから、確認できます。
WEBライティング技能検定
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が発行する民間資格の試験制度となります。自分のライティングに自信を持ち、WEBライティング実務士として活躍できるスキルを目指します。
現在、かなり注目の資格となっております。
webで効果的にマーケティングを行っていくためには、webに特化したライティング技術が必須になります。
そのため、行政も注目しているようです。「経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 資料 「雇用関係によらない働き手」における人材育成・教育訓練のあり方について」でこの資格が取り上げられているようです。
ライティング技術の基礎は、コンサルティングを行う上で、説得力を増す助言となります。自信が言葉に現れます。
「知っている」ということと「やれる」ということの違いを見せることの出来る資格です。
ここから、講座内容を確認できます。
ネットショップ実務士
Eコマース業界での実務能力を証明する検定試験です。レベル1・2があります。
ネットショップの運営方法についてのコンサルティングに強みを発揮出来ます。ネットショップは経験が非常に重要でありますので、実戦経験があると、なお効果的です。
WEB検定
Webサイト・サービス構築に必要な知識・経験を計る共通のモノサシとしての検定となります。
WEBリテラシー・WEBデザイン・WEBディレクション・WEBプロデュースの4つから構成されており、WEBサイトの総合的な知見を問われます。
新たにWEBを活用して販路拡大を行おうとする企業に、WEB活用の基礎を具体的に教えることが出来ます。
以上、中小企業診断士として販売促進系のコンサルタントとなるための資格をアビリティごとに紹介しました。
このスキルマップを参考に、自分の能力アップに努めましょう!