宅建とFPどちらがおすすめ?取得後の感想を赤裸々に語る!

 

こんにちは。TADです。

・宅建とFPでは、どちらが難しいの?

 

・宅建とFPでは、どちらが就職や転職に有利なの?

 

・宅建とFPでは、どちらが評価が高いの?

今回のテーマでは、こんな悩みに答えていきます。

 

どちらも簡単な試験ではないため、あいまいな動機でチャレンジすると高確率で挫折します。

なので、各資格のメリット・デメリットを把握したうえで選択することが重要です。

安易に合格率やイメージで選ぶのは要注意です。

 

この記事では、宅建とFPの難易度について紹介しながら、どちらを優先して受験するのが効率的かを解説していきます。

最後まで読むと、宅建とFPの違いについて理解ができて、気持ちが整理されると思います。

 

宅建とFP、いずれにしても大人気の資格であり、取得自体に価値があります。

それは、決して簡単な資格ではないので、就職時や転職時に「一定程度の地頭の良さ」があると評価されることです。

 

この記事では、資格の優越を書くつもりはありません。

どちらの資格も目的に沿ってやるのなら、それが一番ベストです。

ただ、どっちが良いか迷っている方に向けて、僕の宅建受験の体験も織り交ぜて語っていきたいと思います。

 

難易度は宅建が高い

ここでは、合格までの平均学習時間合格率という切り口で、宅建とFP2級を比べてみます。

 

取得までの平均勉強時間を調べてみると、おおむね宅建士は最低500時間FP2級は300時間と言われています。

なので、単純に取得までに必要な平均勉強時間で見てみると、宅建士の方が時間がかかるという結果になっています。

1日2時間の勉強で、宅建なら250日、FP2級なら150日かかるってことで、どちらも勝負になるまでは、1日2時間の勉強で半年程度ですかね。

 

で、合格率はというと、宅建が15.4%~17.0%、FP2級が36.68%~43.41%とこちらも宅建が合格率が低いという結果になっています。

過去5年の宅建の合格率

試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和元 220,797 37,481 17.0%
平成30 213,993 33,360 15.6%
平成29 209,354 32,644 15.6%
平成28 198,463 30,589 15.4%
平成27 194,927 30,028 15.4%

過去5回のFP2級(日本FP協会/学科試験・実技試験同時受検者)の合格率

試験回 受験者数 合格者数 合格率
2020.1 17,613 7,379 41.90%
2019.9 16,023 6,955 43.41%
2019.5 14,487 5,894 40.68%
2019.1 16,852 6,806 40.39%
2018.9 14,880 5,458 36.68%

 

では、受験生の質はというと、同程度ではないかと僕は思います。

FPは3級合格者がステップアップとして受けるモチベーションが高い傾向があると思われますし、宅建は法律資格の登竜門として受ける志が高い方がいると推察されます。

 

宅建の合格点は毎年変動するのですが、最近はこの合格点が平均して高止まりにあることから、難化しているとも考えられます。

過去5年間で35点未満は平成27年の1回しかありません。

試験年度 合格点
令和元 35
平成30 37
平成29 35
平成28 35
平成27 31
平成26 32
平成25 33
平成24 33
平成23 36
平成22 36

 

また、宅建は以前は「宅地建物取引主任者」という資格名だったのですが、2015年には「士業」に昇格し「宅地建物取引士」となりました。これが人気の底上げとなっている一因でもあります。

 

宅建は自信に繋がり、就職に有利

僕は宅建を取得して自信がつきました。

自信がついた理由は、はっきりしています。

それは、「宅建」が「必置資格」であり「独占業務」を持っているからです。

 

MEMO
「宅建」は「必置資格」

 

「必置資格」とは業務を行うためには、有資格者を一定数置いておく必要がある資格のことを言います。

ちなみに、宅地建物取引業の場合は従業員5人につき1人の「宅地建物取引士」を事務所に置いておく必要があります。

 

また、宅地建物取引士には「重要事項説明」という不動産取引時に有資格者しか行ってはいけない業務があります。

こういう有資格者しか出来ない業務を「独占業務」といいます。

 

なので、宅建は必置資格であることから就職にはとても有利になります。

特に、不動産業界はもちろん、設備業界や建築業界にも需要があります。持っていると、とにかく「つぶし」が効く資格です。

 

法律的に有資格者にのみ与えられた権利というのは、とても自信になります。

社会人として認められた気がしました。

ある意味、その分野の専門家と認定される訳ですから。(責任も出ますけどね)

 

宅建を独学で攻略し、人生逆転を計りたい方はこちら

【宅建】初学者向け通信講座ランキング【独学・下剋上で合格】

視野が広がるのはFP

宅建が不動産取引の分野に精通したスペシャリストであるのに対し、FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金に関する幅広い知識を付けることが出来ます。

ファイナンシャルプランナーは、節約から税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続までの知識を持つ、お金の専門家です。

ちなみに、試験内容はこちらです。

1. ライフプランニングと資金計画
2. 金融資産運用
3. タックスプランニング
4. リスク管理
5. 不動産
6. 相続・事業承継

なので、社会で必要とされる身近な資産知識を勉強するので、生活上の実学として役に立ちます。

3級でも十分知識になります。2級ならなおさら。

 

ここで質問です。

「給料明細を理解できますか?」

 

「年末調整って知ってますか?」

 

「自分の確定申告は出来ますか?」

基礎的な、この3つを知っているだけでも、生活には、かなり有利です。

 

いずれも、自分のお金に関することですからね。

しかも、サラリーマンなら大事な時間を差し出して得た対価ですから。

 

注意
自分のお金は、自分で守らないと

これ、ガチです。

 

お金に興味がある人は、FPをおすすめします。

ちなみに、個人的には子育て中のママには、かなりおすすめの資格ですね。

 

FP試験の講座選びと勉強方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

【FP試験】経験者が解説!初学者向け通信講座3選【挫折回避】

まとめ

僕は「どちらを優先的に受験するか」と聞かれたら、「宅建」と答えます。

 

なぜなら、宅建受験後にFPを受験すると効率的だと考えるからです。

これには、理由があります。

 

最初に宅建を勉強すると、

・受かると超絶自信になる。で、モチベも上がる

 

・不動産分野は知識が付く

 

で、最悪、宅建受験で落ちると「早く受験したく(リベンジしたく)」なります。

おそらく、その原因は、

 

・悔しさ

 

・知識の劣化への恐怖

 

・継続することへの自信喪失

が、デカイと思います。

 

そんな気持ちの時に、FPをいったん目標にすることをおすすめします。

なぜなら、宅建は年1回の試験に対し、FP(2、3級)なら年に3回あります。

しかも、FPの試験は宅建試験の後に翌年2月にすぐあります。

 

準備期間(FPの学習期間)としては丁度良いです。

ここで、悔しさをバネに2月にFPを取得すれば、その年のスタートダッシュにもなりますし、なにより成功体験が積めます。

 

実は、このスケジューリング、とてもオススメです。

注意
成功体験=自信は、圧倒的重要

 

迷っているなら、宅建⇒FPの順でチャレンジするのも、かなりおすすめです。

 

宅建初学者に「ひとこと」アドバイス(僭越ながら)

最後に、宅建初学者の方に、ひとことアドバイスです。

 

プロフィールにも書かせてもらってますが、「勉強耐性」が付いている方には、特に「頑張ってください!!」としか言葉が出ないのですが、

僕の様に「勉強耐性」が無い方は、勉強方法というか、勉強ツール(講座や参考書)選びに失敗すると、大ダメージを受けます。

いわゆる、「つうこんの一撃」ってやつです。

 

<コイツの「つうこんの一撃」のイメージですよ>

 

なので、講座は自分のスタイルに適した講座を選ぶべきです。

というか、それが「継続への近道=合格への道」です。

 

検討材料として、クレアールの無料請求資料は一見の価値アリとの口コミが多いです。気になる人はこちらで。

 

この時代、自分の実力を証明できる資格が欲しいですよね。

経験を裏打ちするのが資格でもありますから。

 

不動産業界での経験があるとして、

宅建持ってるのと、持っていないのでは、やっぱり持っていた方が経験も実績も豊富に見えますし、「努力」の証にもなりますしね。

資格持っていることでハロー効果も期待できますし。

 

頑張ってスキルアップしていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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