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中小企業診断士の実態についてリアルガチに書いていきます。
受験生のみなさんにも、
中小企業診断士に合格された同志にも、
有益な情報を提供するサイトにしていきたいと思いますので、よろしくm(_ _)m
この記事を書いた人 ↓↓↓
名前:TAD
専門:事業計画策定支援(現在まで作った事業計画書は300以上。経営支援事業所は数知れず。経営革新計画・創業計画・ものづくり補助金など前線で戦闘豊富(割と勝率良し)。某支援機関にて専門家登録や派遣の担当経験も長く、どんな専門家(診断士)が求められるか?についても内部から熟知。決して「腕に覚えあり!」のコンサルではないが、一応、資格があるので、いわゆる自作自演コンサルでは無い(笑)。逆に自慢は社長や支援機関からのリピート率。
肩書:中小企業診断士、宅地建物取引士、創業・新事業コンサルタント。
この時代に、大学に行くことがステータスというど田舎から大学を目指すも、偏差値ギリ40程度であえなく現役撃沈。2浪後大学入学するが、いわゆるFラン。卒業後に田舎に帰って国家資格でも取ろうと模索するが、周りには変人扱いされる。「受かる訳ねーだろ!」感満載の職場にて、30代に突入し仕事の丸投げに合い、鬼多忙となる。
「時すでに遅し。もはやこれまで」と腹を括ったところ、ある勉強法に目覚め、宅地建物取引士⇒中小企業診断士と合格する。
地方は超不利と感じつつも、ど田舎からでも難関資格の取得は、無理のない努力でも十分可能ということに気づく。また、中小企業診断士としてそのリアルガチな実態を発信していく。
支援機関の職員に嫌われる中小企業診断士の提案
中小企業診断士のTADです。
実は、嫌われる中小企業診断士には共通点があったんですね。
理由は、実態を理解していないこと・アドバイスのタイミングが悪いの2点です。
今日は、このテーマを深掘りして届けます。
この記事は、公共支援機関等から仕事を継続的にGETしていきたい中小企業診断士向けの記事です。
良かれと思って【提案したことが裏目→地雷を踏む】ということが無いようにしたいですね。
嫌われるアドバイス① 他力本願イベントのノリ提案
まず一つ目。これは、イベントの提案ですね。
嫌う人:支援機関
これは、支援機関にマジ嫌われますね。ただ、この「嫌われるイベント提案」には、条件が付きます。
それは、個店指導における「他力本願のイベント」を「ノリで提案する」です。
その定義は、「相談した事業主だけでは完結出来ないもので、他団体や他人に強度の高い協力を依存せざるを得ないイベント」ですわ。
よく、駆け出しの中小企業診断士が失敗する例です。
特に地域振興のイベントがヤバいです。調子良く、ノリで提案する無責任なイベント提案はNGです。
もちろん、イベント提案を最初から(依頼段階で)メインで相談されたなら別ですけど。
「お前がやれよ。責任持って」と思われます。僕なら二度と依頼しませんね。
理由は、実態として、地方のイベントは「丸投げ」が多いのも実態で、実施機関は疲弊していることも多いです。特に担当者が。そもそも、イベントなるものは、自助努力で行うのが基本で、他力本願のイベントには意味が無いっすよ。だって、自分でやらないのなら、手応えも分からないし、改善もできないじゃん。って話ですよ。
嫌われるアドバイス② 依頼内容無視で財務状況の確認から入る
二つ目。これは、依頼内容ガン無視の数字の話ですね。
嫌う人:社長
これもダメですね。決して財務の話題がNGと言っている訳では無いですよ。
一言でなぜダメかと言うと、「それをメインで頼んでいないから」です。
極端な例ですが、パッケージデザインを相談したいという事業主がいて、いきなり流動比率の話なんかされたらどうですか?
僕が事業主なら、「いつ終わるんだろう?この話」と思い、イライラしますね。実際。
「聞いていることに回答出来ないから、自分の得意な話をしてるんちゃう?」と疑ってしまいます。
実際にあった話です。地域でも高名な中小企業診断士の先生で、「目に見えるものや社長が言う課題だけが課題では無い。こっちで示してあげるのも診断士の仕事」と言った方がおりました。
正解です。ハイ。反論無いですよ。
でも、これって「良薬口に苦し」のことでしょ。「誰かが言ってあげて気づかせてあげなければ、本人の為にならない」って言ってるんですよね。
だけど、相手に伝わらないのなら、それはアドバイスする側の独りよがりでもあります。プロの仕事では無いです。
信頼関係が構築されているか、オーダーが「気づかせて欲しい」というのなら、それもアリです。だけど単発の仕事で、かつ初対面でソレは無い。
同席していた僕は、
「いやいや、そんなニーズじゃないでしょ。」
しかも、
「事業主さん、しらけて聴いてねーし」
と思いました。
いやね、財務分析であろうとなんであろうと、診断士として伝えたいことがあるなら、「相手が興味を持ってくれるリード」をしなきゃね。って思います。
つまりね、僕達でいう、プロダクトアウトな訳ですよ。
「こっちが、伝えたい事を伝えているだけ。」って事です。
そこに、何が起こるというのですかね?
財務で「気づき」を与えるのなら、タイミング良く切り込むのがベスト。
嫌われるアドバイス③ 時間オーバー
嫌う人:支援機関・社長(ダブルです)
時間オーバーは嫌うというより、社会人としてダメです。
時間オーバーをして、2時間の指導が3時間になったらどうですか?
これって、「延長」ですよね。しかも、断りづらい延長ですよ。
専門家からのアドバイス中に、
「もういいです。結構です。お腹いっぱいです。」
って勇気を持って言える事業主さんや支援機関の方、どれだけいますかね。
セミナーとかでもそうですよね。
クロージングしたと思ったら、
「あと・・・」って始まって、
またクロージングしたと思ったら
「最後に・・・」って続いて、
今度こそ、クロージングしたと思ったら、
「そうそうこれも・・・」で続く。
いつまで続くんだよ!!!
僕は、「嫌がらせか?」って思いますね。
つーか、まとめて準備してから話せよ!って単純に思います。
こういう講師に限って、話が体系的じゃないのでつまんないんです。
「思いつきで話しているのだろうな」って思ってしまいます。
このご時世で、時間管理出来ない講師ってどうですかね~。
僕は、少々の時短より嫌ですね。
まとめ
アドバイスする時には、最低限この3つは注意した方が良いですね。
- 他力本願イベントのノリ提案
- 依頼内容無視の財務状況確認
- 時間オーバー