【見逃し要注意!】中小企業診断士試験制度見直し!科目合格者等に新名称付与【チャンス到来】

昨日(令和3年4月20日)、中小企業庁のHPにて中小企業診断士制度が見直され、科目合格者等にも新名称が期限付きではあるが付与されることが発表されました。

本日は、その内容を紹介するとともに、現役中小企業診断士でもある僕がこの改正によってメリットを受ける方を検証していこうと思います。

それでは、さっそく中小企業診断士制度の今回の見直しについて見ていこう。

【令和3年4月20日】中小企業診断士試験制度見直しついて

今回の中小企業診断士試験制度の見直しは以下の通りと中小企業庁より発表されました。

中小企業診断士試験は、「中小企業支援法(昭和38年法律第147号)」第12条に基づき実施され、第一次試験(多肢選択式)、第二次試験(論文式、口述)で構成される国家資格試験です。

 

今年度につきましては、8月21日(土)、22日(日)に第一次試験の実施を予定しております。

 

この第一次試験につきましては、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的に、

 

経済学・経済政策
財務・会計
企業経営理論
運営管理(オペレーション・マネジメント)
経営法務
経営情報システム
中小企業経営・中小企業政策

 

と7つの科目で構成され、一部の他資格等による科目免除要件を除き、合格した第一次試験の行われた年の初めから3年以内に全ての科目を合格することが必要です。

 

これらの科目は、企業経営等に関する基本的分野を網羅しており、受験者に対して経済・経営分野を中心に多岐にわたる分野において知識を有することを求めております。

 

中小企業庁としましては、上記7つの科目の一部でも科目合格することは、その当該科目の知識を修得していると評価されるべきと考えております。

 

そのため、今後、履歴書の資格欄などに記載する場合には、第一次試験合格者(科目合格者含む)の方は、下記のように記載下さい。

 

ただし、記載する場合は、当該試験合格の有効期間内のみが適用となりますので、ご注意ください。

 

【記載例】

第一次試験一部科目合格者:▲▲年度中小企業支援科目合格者(科目名)
第一次試験全科目合格者 :■■年度中小企業診断修得者

引用:中小企業庁

https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/2021/210420_02shindanshi.html

第一次試験一部科目合格者と、全科目合格者に新名称があるようです。

今までは、「あと〇科目残ってます。」「〇科目合格しました。ひき続きチャレンジしています」と科目合格について表現していたものが、制度改正によって正規に科目合格者が評価されるような制度になったということですね。

中小企業診断士試験制度見直しによるメリット

メリットは主に3つ考えられます。

中小企業診断士試験制度見直しによるメリット① 就職・転職に有利になる

正式に科目合格者に名称が与えられることにより、就職・転職に有利になります。

仮に、科目合格者が引き続き中小企業診断士試験にチャレンジ中でも、名称付与されることによりアピール材料が増えることになります。

このことで、一定程度の経営知識が評価対象となります。また、努力量や向学意欲も評価されることと思います。

さらには、今後、中小企業診断士になるという可能性が高い人材ということで、将来性も評価されるのではないでしょうか。

中小企業診断士試験制度見直しによるメリット② 試験へのモチベーション維持になる

今回の見直しは、科目合格することで名称が与えられるので、努力が「見える化」されることになります。

名刺にも書くことが可能と思われますので、科目合格のチャレンジ中でも支援先の企業にポテンシャルをアピールできます。

活躍の場が広がると、中小企業診断士取得に対するモチベーションが維持できる大きなきっかけになると考えます。

中小企業診断士試験制度見直しによるメリット③ 試験にチャレンジしやすくなる

科目合格経験者は、僕のまわりにも比較的多いです。

第一次試験合格となると、ハードルが高く感じる方も少なくないと考えますが、科目合格だとハードルは低く感じるのではないでしょうか。

入口のハードルが低ければチャレンジしやすくなり、勉強が習慣化されると同時に合格科目数も増えてくると思います。

とりかかる心理的負担が減少し、チャレンジしやすい状況になるのではないでしょうか。

中小企業診断士試験制度見直しの理由は?

これは、公式発表では無いので、あくまで僕の意見なのですが、

「地方の中小企業診断士が少なく、地方の中小企業支援が手薄」という実情があると思います。

 

中小企業診断士は難関です。

しかし、中小企業診断士は足りない。

「需要 > 供給」という事態です。

 

一方で、質の悪いコンサルタントを量産するわけにもいかない。

なので、中小企業診断士資格にチャレンジする人を増やし、向学意欲のある母数を増やそうとしていのではないでしょうか。

 

僕の経験談ですが、確かに中小企業診断士試験は科目合格するとテンションがあがります。

一つ受かれば(成功すれば)、その努力量を横展開することで第一次試験の突破は可能と感じるからです。

ぜひ、これをきっかけに中小企業診断士試験のチャレンジを検討してみてはいかがでしょうか。

 

チャンス到来!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA