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独立したいけど、仕事があるか心配
廃業するのが怖いなぁ
中小企業診断士として、独立を考えている方の不安は大きいものがあります。
今回は、中小企業診断士として独立を成功させたい方向けの記事です。
独立のスタートダッシュに成功している方に、一つの共通点があるのです。
それは、先輩診断士や、診断士事務所に弟子入りしている方が多いと言うことです。
中小企業診断士の独立で一番失敗するパターンは、仕事にありつけないことです。
で、中小企業診断士が仕事にありつけない理由の大きな原因は、リピートが無いことが一番デカいです。
さすがに、中小企業診断士協会や、その他の関係団体に所属し、地道に営業していれば、全く仕事の依頼が来ないということは、まず、ありえません。(普通なら)
なぜ、リピートな無いかと言うと、支援ノウハウがないことから、指導や支援の質が悪いことが上げられます。
中小企業診断士のサービスとして、「本質」部分です。
具体的に言うと、
- 実績を残せない(補助金や申請に通らない)
- アドバイス内容の評価が悪い(「次は無いな」と事業主や支援機関から思われている)
- (他のコンサルと比べて)サービスの内容が物足りない
と、いうことが考えられます。
では、先輩診断士の下や、中小企業診断士事務所で修行をすると、どのようなメリットがあるのかを紹介します。
先輩の中小企業診断士に弟子入りするメリット
経営計画の策定プロセスが勉強できる
他の中小企業診断士は、どの様な経営計画のプロセスで、どういう経営計画を作成しているのかが分かります。
経営計画の策定プロセスは、二次試験受験や中小企業診断士養成機関でも学びますが、やはり、プロの現場で学ぶ(実践)ことは、とても学びがあります。
SWOT分析のやり方一つとっても学びがあると思いますし、どの程度まで質を求めるのかという視点も養うことが出来ます。
僕の友人も、師匠を持っている診断士は、とてもスジの良い計画書を作りますし、実績(補助金獲得や各種認定)もガンガン出しています。
では、弟子入りすることのメリットについて、五月雨式に、紹介していきます。
参考資料で勉強できる
- 中小企業施策に認定された!
- 補助金の獲得に成功した!
- 融資の審査に通った!
という、評価を受けた書類を勉強することは、独立成功の近道になります。
まさに「一目千両」の宝物です。
独立された中小企業診断士は、他の先生の資料を拝見する機会は、「ほぼ無い」と言っています。
それは、お互いの「ノウハウ」だからです。
先輩診断士の作成資料を拝見できることは、
その後の診断士人生を歩むためには、とても価値がある体験になります。
仕事術を学べる
これは、すべての業種に言えることではありますが、
なにげに、これも貴重な体験になります。例えば、ヒアリング一つをとっても、
- ヒアリングには、どのように望むのか?
- どのような項目(切り口)で聞いていくのか?
- 何かツールは使っているのか?
- どこまで深掘りするのか?
- クロージングはどのようにしているか?
- 仕事術のポイントは山ほどあります。
使用している支援ツール(ファイル、データ)や、フレームワークなどのフォーマットなどを拝見することが出来る環境は、とても恵まれていると思います。
なぜなら、繰り返しですが、このような仕事術はノウハウ他ならないからです。
顔を覚えてもらえる
先輩診断士や、事務所の先輩に付いて歩くと、クライアントの企業や支援機関から顔を覚えてもらえます。
いわゆる、
・「カバン持ち」
・「付き人」
・「門前の小僧」
って、イメージでしょうか。
このことは、暗中模索で営業しているより、大きな効果が期待できます。
ぜひ、先輩に会合や各事務所へ付いてまわることで、個人的にも、信頼を得ていきたいところです。
良質な人間関係を広げることが出来ますし、さまざまな人との出会いは、とても勉強になることが多いです。
仕事を振ってもらえる
中小企業診断士同士の「強み」は、横の連携が強い事です。
先輩・後輩の絆を深めつつ、お互いに仕事を分かち合う「WIN-WIN」の関係を目指していきたいところです。
仕事のクオリティが上がってくると、先輩は仕事を回してくれるようになります。
「コイツにだったら、仕事を回しても、クライアントは納得するだろう。大丈夫だろう。」と信頼していただくことが理想の関係です。
リスクやNGな行動について分かる
中小企業支援には、リスク回避も非常に大事です。
リスク回避というと、少し語弊がありますが、「気を付けなければいけない事」とも言えます。
・「支援開始については、どのような契約書を交わせばよいのか」
・「どのタイミングでコンサル料を請求すれば良いのか?」
など、細かいことですが、事務所運営にも、知っておきべき重要なノウハウがあります。
また、NGな行動というものもあります。
一種、業界の特性とも言えますが、独立診断士にとって地雷を踏まないためにも、とても大事なノウハウになります。
中小企業診断士で独立して、成功する秘訣の一つは、力ある先輩や診断士事務所に弟子入りすることです。
これは、一つの成功パターンでしか無いですし、これがすべてではありません。
しかし、間違い無く「必勝パターン」である可能性は高いです。
もし、独立を躊躇しているのなら、一度診断士事務所に弟子入りするのも一つの方法です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!