普通科卒だけど、簿記3級について調べてみた!勉強期間や難易度は?【リアル実例版】

こんにちは。TADです。

今日は、日商簿記3級について、徹底的に素人の受験者目線でお伝えしていきたいと思います。

この記事は、

資格くん

日商簿記3級って、どのぐらいの期間や勉強量で合格出来るのだろう?

と思っている人向けの記事です。

また、高校は普通科だけど大丈夫?っていう質問にも答えていきます。

最後まで読んでいただくと、日商簿記3級の合格ラインや勉強時間の目安が分かります。

よろしくお願いします。

日商簿記3級は高校は普通科だけど大丈夫?

まずは、この質問から答えていきます。

日商簿記3級の学習については、普通科出身者でも全然いけます。

ただし、スタート時がとても大事です。

簿記は独自の考え方がありますので、間違ったイメージや勘違いで進めてしまうと、どツボにはまり、理解が進まなくなります。

というか、嫌いになりかねません。

僕は、最初のイメージを付けるところをおろそかにしてしまった為、遠回りした感があります。

先を急くと、良い事ないですね。

最初の考え方を身に付けてしまえば、あとは、サクサク進めていくことも可能です。

なので、普通科出身でも全然いけます。

で、良くある質問に多いのは、

・珠算経験が無くても、計算についていけるの?

・電卓たたくのがそこまで早くないけど、大丈夫?

という内容です。

結論、「大丈夫」です。

四則計算が出来ればOKかと。

簿記試験の種類

①日商簿記

最もメジャーな簿記の資格です。

日本商工会議所主催で、チャレンジするなら「日商」をおすすめします。

②全商簿記

高校生を対象とした簿記試験です。

全国商業高等学校主催で、難易度は日商が上です。

③全経簿記

全国経理学校協会主催の簿記試験で、やっぱり難易度は日商が上です。

④商工会簿記3級

全国商工会連合会主催で、難易度は日商が上です。

商工会は商工会議所と同じ公共機関ですが、狙うなら日商の方がお勧めです。年に1度の試験の様です。

日商簿記3級の出題範囲と試験日程

日商簿記3級の出題範囲は「商業簿記」のみで、個人事業主の商業簿記となります。

引当金や債券、株券などの仕分けなど、少しイメージが遠いものも出てきますが、八百屋さんや魚屋さんなど、街の個人商店をイメージすると分かりやすいと思います。

日商簿記3級は、日本商工会議所の実施で2月、6月、11月の年に3度の試験があります。

なので、とてもチャレンジしやすい試験です。

試験場所については、公式ページで確認が出来ますので、要チェックです。

商工会議所の検定【簿記検定】

日商簿記3級の合格率

簿記の実受験者の合格率は約47%です。(過去8回平均)

引用:日本商工会議所 商工会議所の検定試験 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data

実受験者というのは、受験申込者に対して、実際に受験した人です。

2019年から試験内容が変わっていますので、新分野については過去問等で確認と対策をしておくことが必要です。

日商簿記3級は、落とすための試験というイメージは無く、しっかり基礎を抑えて財務諸表を作る入門の知識を備えていれば受かる試験だと思います。

過去8回における最高合格率は151回の56.1%、最低合格率は147回の40.3%となっており、最低の回でもしっかり勉強すれば受かる割合と思います。

ちなみに、合格ラインは70%です。

日商簿記3級の魅力

日商簿記3級は、年間で約30万人が受験する人気資格です。

その、日商簿記3級の魅力を3つ紹介したいと思います。

・ビジネスパーソンに必要な会計知識の基礎となる

 

・難関資格にチャレンジするきっかけになる

 

・個人事業における就職、転職に有利になる

日商簿記3級では、貸借対照表、損益計算書、試算表、清算表といった会計書類を作るプロセスを勉強します。

なので、ビジネスパーソンのスタートラインに重要な、「会計書類を読む基礎」が出来ます。

これが一番の魅力です。

 

また、財務・会計系の難関資格にチャレンジするきっかけになります。

さらに日商簿記2級、1級と取得していけば、税理士や公認会計士などの難関資格も視野に入ってきます。

中小企業診断士は、3級でも十分いけます。

 

日商簿記3級を持っていると、個人事業の経理が出来る、決算書が作れるというスキルのアピールになります。

個人事業主の経理を対象とした試験であるため、比較的小さな事業所が多くはなると思いますが、総務系の就職や転職に有利になります。

正直、職種が違えば、別に必要ないと思いますが、財務諸表を取り扱う業種において、財務諸表の意味が理解できないということは圧倒的に不利です。

日商簿記3級はコスパの良い資格

日商簿記3級は、ビジネスパーソンの知識としてメリットがあります。

また、独学でも受験しやすい資格であり、メリットに対するコスパは高い資格と感じています。

最低限学習に必要なものと言えば、テキストと過去問含みの問題集、電卓と筆記用具です。

紹介したとおり、勉強のスタートに不安があれば、おすすめはYouTubeです。

簿記講座の動画も多いことから、一度視聴してみるのも手です。無料ですし。

また、ゲーム機のソフトでも簿記3級に関するものも多いです。

簿記3級は仕分けの数を繰り返しこなすことが重要なことから、ゲームを活用して機械的に仕分けが出来るようになるのも良いと思います。

日商簿記3級の取得に必要な時間は?

日商簿記3級の取得に必要な時間は100時間~300時間と言われます。

さすがに、300時間は多いかと。

実質、100時間~150時間で勝負になると思います。

目安で3か月の準備期間があれば十分でしょう。

本気で取り組むなら2ヶ月は必要と思います。僕は1ヶ月だと、さすがに自信がありません。

こちらの記事は試験期間の比較記事になります。

日商簿記3級の難易度は?

日商簿記3級の難易度については、「易」だと思います。

「易」という意味は、簡単な内容では無いが、取組みやすく努力が実る試験という理由が大きいです。

「コスパの良い資格」ということで先に紹介させていただいたとおりです。

宅建の勉強時間の目安が300時間ということや、合格率が約20%ということを考えると、少し難易度は落ちますね。

参考記事はこちらです。

日商簿記3級の勉強のポイント

理解と反復練習が重要

簿記は勘定科目の理解と経理の仕組みを理解することが重要です。

加えて、反復練習が必要になります。

簿記の3級は複雑な仕分けパターンはあまり無いのですが、正確に仕分けしなくてはならないので、身に着くまで反復練習が必要になります。

仕分けで間違ってしまうと、全体の試算表や精算表などの数字に誤りが出るからです。

慣れてしまえば、すぐに間違いも分かるようになるのですが、定着するまでには一定量の作業が必要です。

なので、目安の勉強時間には、インプットの時間とアウトプット(仕分けを行う、帳簿をつくる)という2つの時間が必要です。

普通、アウトプットとなると、問題を解くというイメージがありますが、問題には変わりないのですが、財務諸表を作っていく作業というところに特殊性があります。

特に、普通科や文系出身の方には馴染みが無いところですね。

頭の良い人が陥りやすいモチベダウンの原因に注意

頭の良い人は、簿記の勉強時にモチベーションを落としてしまうことがあります。

簿記の勉強は1日1時間としても最低3か月は平均的に必要です。

なので、ある程度の努力の継続と時間の確保はどうしても必要とされます。

そこで、理解は得意なんだけど、仕分けなどの繰り返し作業が苦手という方が一定数います。

で、単純作業を嫌がり、訓練を積むことが出来ないという結果から、不合格になる方もいます。

このことを理解して、一定の作業は必要であるという認識を持ってとりかかりましょう。

日商簿記3級の勉強方法のコツ

資格取得者または経理担当者へ質問する

独学でも行けますが、一番良いのは、すでに簿記を取得している方か、日常、経理に携わっている方が絶好の先生です。

普段から簿記をやっている方は、仕分けを教えるのがとても上手です。

なぜなら、現実に例えるのが上手く、説明上手な方が多いと思います。

壁に当たった時は、一人で悩まないで、経験者に聞くのが一番です。

簿記は答えが確率されているものなので、聞くと「なるほどな」と、腑に落ちることが多いです。

ただし、一つだけ注意点があります。

仕組みや理屈を質問するのはOKですが、答えや勘定科目の標記の仕方などは、自分で確認しましょう。

理由は、実務と試験では違う場合があるからです。

YouTubeを活用する

テキストを読み込む前に、YouTubeでイメージつけるのも有効です。

基本、無料講義なので、コスパもいいです。

ユニークでポイントを押さえた動画も多いですし、スキマ時間にも視聴できるのが嬉しいです。

NHKの簿記講座もある

NHKの簿記講座も良いです。

体系的に勉強できるコンテンツになっていますし、王道を教えてくれます。

しかし、デメリットもあります。

それは、好きな時に、好きなだけ学習を進めることが出来ないという点です。

放送時間や、放送コンテンツは回ごと決められているからです。

なので、追っかけ復習として見るのも良いと思います。

知識が整理されます。

ネットでググる

これも忘れてはなりません。

分からないところは、ネットでググりましょう。

図解で分かりやすく説明しているサイトも多いです。

面倒くさがらずにググることは、とても重要です。

参考記事です。

INPUT、OUTPUTを繰り返す。

テキストを使って、インプットをします。

YouTubeやネットの情報は、どうしても断片的に収集しがちです。

なので、しっかりテキストを読み込みましょう。

座学はテキスト、移動中はYouTubeやネットと使い分けても良いと思います。

また、OUTPUTはとても重要です。

簿記は、INPUTだけ(理解するだけ)では合格出来ません。

作業して、自分で合計残高試算表や精算表をつくる実力を身に付けることが必須です。

OUTOUTを繰り返し、仕分けパターンや合計残高試算表や精算表の作成スキルをしっかり身につけましょう。

過去問を解く

過去問を攻略することが、試験を攻略するといっても過言ではありません。

特に、合計残高試算表や精算表の作成については、パターン習得とレベル感の体験に最適です。

繰り返しやると、自信がつくと共にパターンが見えてきます。

また、過去問で重要なのは、時間内に解き終え、見直す時間を確保するという時間管理です。

大問ごとに時間を割り当てて訓練しましょう。

予想問題を活用する

過去の出題を分析した予想問題を活用しましょう。

ヤマを張ってくれるので、予想問題に触れることで保険になります。

でも、あくまで保険であり、安心料です。ヤマが外れることも当然想定されます。

しかし、合格の確度は間違いなく上がるはずです。

基礎問題を一通り解く

とにかく、歴史の勉強と一緒で、基礎を一通り最後まで勉強をするのが重要です。

テキストや過去問を3度回しましょうとは、良く言われますが、それでは説明としたら不十分です。

問題集によっては、各単元ごと基礎問題と応用問題があります。

深くやりすぎると、分からない問題を理解するのに躍起となってしまい、疲労困憊します。

なので、最初は基礎問題を解き終えるのを目標にすると良いです。

基礎が分かれば、次工程のプロセスも理解できますし。

詳細を潰していくのは、2クール目、3クール目で良いと思います。

間違ったところが重要

仕分けに慣れて来ると、おおむね正答出来る様になってきます。

そうすると、さらに正答率を上げるためにはどこを勉強したら良いか分からなくなることがあります。

過去問や問題集で間違ったところや分からないところが出て来た時は、ラッキーと思うようにしましょう。

その為にも、過去問や予想問題集が重要です。

過去問や予想問題集の正答率に一喜一憂せず、ミスった問題の攻略を進めましょう。

日商簿記3級の試験当日対策

事前準備をしっかりと

試験前日は、受験票、シャープペン(バックアップとしての鉛筆)、消しゴム、電卓をしっかり準備しましょう。

電卓忘れや、シャープペンの故障や芯切れなど、不慮の事故を避けることが重要です。

とはいえ、一定数、この事故に合う方がいるとの話も聞きます。

前日の夜までにはしっかりと準備しましょう。

試験から逃げない

一定期間の学習時間を確保していれば、全部学習が完了していなくても勝負になります。

というのも、全く勉強してなければ流石に無理と思いますが、追い込みは効果的と思います。

例えば、1週間(7日)×5時間としても、追い込みで35時間勉強出来ます。

合格目安の勉強時間を最短の100時間として、1/3は消化できることになります。

最悪、試験会場で応用問題とは格闘する覚悟で、基礎問題だけは勝負できるようもっていきましょう。

また、年3回あるので、だめだったら再起すれば良いのです。

再受験が恥ずかしいなら、次回、試験会場を変えればよいのです。

「逃げる」ことなく「勝負」することで、手ごたえを感じることが出来、次のチャレンジ精神にも繋がります。

これホントです。

一定程度の受験者にはすでに勝っている

先に、受験者と実受験者は違うということを説明しました。

試験は受けなければ合格出来ません。なので、一定数の受験者には会場に行った時点で勝っています。

受験者のレベルも、税理士受験レベルや日商1級レベルの方はまず来ません。

みんな入門レベルです。

また、合格率を見ると、ベテラン受験者もあまりいないと思います。

みんなしっかり出来るというよりは、合格ラインでせめぎ合っているというのが実情だと思います。

一定時間の学習時間を確保して頑張ったなら、自信を持って臨みましょう。

周りの電卓をたたく音に惑わされない

当日の試験会場では、周りがガシガシ電卓をたたきます。

また、たたいたと思えば、ピタッと止んだりします。

「あ、周りの人は解き終わったのかな?」とか不安になる人もいるようです。

でも、これは気にしなくて良いと思います。

時間内に終わり、見直しが出来れば良いので、マイペースで試験を解きましょう。

スピード選手権では無いです。

問題文をしっかり読む

これ、何気に超重要です。

与えられている勘定科目のチェックを含めて問題文はしっかり読みましょう。

特に、問題文を見て、「よっしゃ、出来る」と感じたら、その時こそしっかり問題文を読んで下さい。

うっかりミスは、悔やみきれないので。

分からない仕分けは飛ばす

分からない仕分けは飛ばしましょう。

全体で70%の正答率が重要で、100点を目指す試験ではありません。

分からない仕分け(難問)で、混乱すると本末転倒です。

先に進み、見直しの段階でしっかり考えましょう。

ミスがあってもあせらず修正

計算ミスや数字の転記ミスは、無い方が良いですが、仮に判明した場合は焦らず修正しましょう。

実務でもそうですし。

大混乱を起こして、他の仕分けや解答にも、疑心暗鬼になる方もいるみたいですが、出来るだけ冷静に対処します。

時間が押し迫った時は、出来る限りの修正を加え、とにかく70%を死守することを心がけます。

100点でも70点でも合格です。大混乱は避けましょう。

日商簿記3級の大問を分析

第1問

仕分けの問題が出題されます。

仕分けは、訓練が重要です。基本を押さえつつ、出来るだけさまざまな問題をこなしましょう。

第2問

帳簿作成に関する問題が出題されます。出題が多いのは、

・商品有高帳

・現金出納簿

・補助簿

・手形記入帳他

となります。

帳簿作成なので、基本を押さえることが重要です。慣れれば得点源になります。

第3問

貸借対照表、損益計算書、試算表等の作成問題が出題されます。

まずは、試算表でしょうね。出題確率も高いですし。

この問題が、簿記のポイントとも思います。

合格することはもちろん大命題だと思いますが、実務上も、ここはしっかり理解したいところです。

学習時間をしっかり確保しましょう。

第4問

ここは、何が出題されるか微妙ですね。

というわけで、受ける回に特化した予想問題が重要となります。

知っていれば解ける問題も多いので、過去問も重要です。

対策により、攻略難易度が下がる大問でもあります。

強いて言うなら、伝票会計が多いイメージですね。

第5問

精算表メインで、時々その他の表の作成が多いです。

まずは、精算表を攻略すべきです。

仮に、受験した回に精算表が出なかったとしても、精算表を捨てるという選択肢はまず無いです。

精算表はしっかり学習しましょう。

最後、しっかり数字が合うと、気持ちが良いです。

日商簿記のリベンジ作戦

仮に、不合格になってしまった場合のリベンジ作戦です。

古今東西、資格勉強に良くある議論は教材を使うか、自分で勉強するかの2択になります。

僕は、準備期間が1か月とかあまりにも短い時間であれば、別ですけど、しっかり勉強して、それでも不合格であったなら、教材を使ってリベンジすることをおすすめします。

なぜなら、合格率40%という試験において、不合格ということは、体系を理解していない可能性が大きいからです。

つまり、仕分けをする理由や各帳簿の性格、そして精算表や試算表などの作成プロセスについての不理解です。

経理である以上、一つ一つの作業は、すべて最後の試算表や精算表に繋がります。

原因は、知識が断片的であることにあると思います。

試験を受けたことの経験値は残りますから、一度リセットしてレベルが高い状態から再度知識を整理していくことが重要だと思います。

経験者からのスタートです。

教材はカリキュラムがしっかりしているので、知識の整理にはもってこいです。

最後に

時代が変わり、経理方式が手書きからコンピュータに変わり、さらにクラウドに変わりつつあります。

もうすぐ、AIの時代がくるでしょう。

しかし、簿記の仕組みは変わっていないのです。

 

まあ、CIタグだとか、新しい仕分けは誕生していますが、幹は変わりがありません。

しかも、国際的にも、根幹に関わる違いは無いと思います。

 

経理の組み立てを知ることは、財務諸表を読み込むための基礎です。

AIが発達して、仮に経理をロボットが行うことになっても、財務諸表を読み込む力は必要です。

 

そういう意味では、簿記の知識が必要なくなるということは無いと思います。

ぜひ、この意味ある資格を取得してください!

きっと、新たな一歩のきっかけになると思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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