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宅建て簡単なの?
国家試験だから難しいんでしょ?
宅建くん
合格率15%は、大学受験と比べて難易度高いよね!
倍率でいったら、6倍を超えてるよ・・・
やっぱり、国家試験て難しいのかな~
こんな不安や疑問はありませんか?
このような不安を解消せずにいると、チャレンジすることにいつまでもためらう原因となります。
結果、より合格率が低い資格だけを探し、行動に移せない方も少なくありません。
合格率や合格点の推移など、一般的な情報は宅建の受験実施機関である「不動産適正取引推進機構」の情報で足ります。
そこで、僕は宅建を受けた経験談をもとに、難易度や試験内容を初学者であった頃の目線を振り返りながら伝えていきたいと思います。
ちなみに、僕は「大学受験より宅建試験の方が簡単」という感覚を持っています。
でも、宅建試験は資格試験として初めて受けた試験ですので、全くの素人からの受験でした。
なので、これから宅建にチャレンジしようか迷っている方には参考になると思います。
それでは、順を追って説明していきます。
宅建試験の難易度
国家試験における宅建の難易度は「やや難」です。
法律資格で比べると、
行政書士 > 宅建 > ビジネス実務法務2級
といったポジションです。
資格試験の初学者におなじみの資格である、日商簿記3級やITパスポート、FP2級よりは難易度が高い資格であることは、認識しておきましょう。
宅建試験は簡単なのか?
結論からいうと、宅建の合格は「決して楽勝では無い」です。
なぜなら、合格までに必要な平均学習時間が500時間~800時間と、ある程度の学習の強度があるからです。
500時間~800時間という学習時間は、東進ハイスクールの調査によると、難関大を目指す高校一年生の一年間の勉強量に相当するようです。
なので、一年間は計画的に「受験生」を行う必要があります。
宅建くん
やっぱり、宅建は手の届かない難しい試験なのかな~?
確かに、計画的な学習と勉強の絶対量は少なくありませんが、ある理由から「難しい」とも言えない試験といえます。
その理由とは、そこまで思考力を問われる試験ではなく、暗記で対応出来る問題も多いからです。
問題は四肢選択式であり、記述式は無いために試験対策も取りやすい試験です。
国家試験は、思考力を問われる資格も多いことから、難関と言われたりしますが、宅建は努力が実り易い資格とも言えます。
宅建試験は難化しているのか?
最近の宅建試験の傾向としては、「やや難化」と言えます。
一方で、難化傾向の噂は宅建に限らず、昔からすべての資格で話題にのぼるものなのです。
なぜなら、受験生は「難化して欲しく無い」という思いが強いため、過去の低い合格率の年ばかりを気にする傾向があるからです。
また、最近ではネットの普及により、情報過多になっているのも否めません。
結局は、合格点はやってみなければ分かりませんので、心配するより学習に力を入れ、たんたんと努力を続ける方が特なのです。
とはいえ、事実の紹介をします。
宅建は50点満点で、各問1点です。
で、合格点は決まっておらず、毎年の受験生の点数で合格ラインが決まる相対評価試験です。
年度によりますが、合格の目安は35点と言われていました。
しかし、2020年10月試験では一気に38点と上昇し、受験生を震撼させました。
一方、他資格に目を向けてみると、宅建より「やや易」と言われる日商簿記2級も、2021年2月試験は8.6%とさらに絶望的な合格率となっています。
日商簿記2級は25%前後の合格率で推移していたので驚きです。
宅建は正答率70%を目指すというのがデフォルトでしたが、リスクヘッジのためには75%程度を目指すのが安全ラインでしょうか。
宅建試験の内容と攻略法
宅建試験は4分野から出題されます。
繰り返しですが、四肢選択式で記述式はありません。
各1問1点で50点満点です。
宅建業法(20問)
宅建業を行う上での免許制度や土地建物の取引に関する重要事項等について定められた法律です。宅建士に最も必要とされる分野です。
宅建業法は暗記で対応出来るものが多く、得点源です。90%(18点)は取りたい分野です。
権利関係(14問)
民法、借地借家法、区分所有法、不動産登記法等からの出題となり、7問程度は民法からの出題です。民法は法律の中でも非常にボリュームが多く、広範囲です。
なので、ポイントを絞った学習をしなければ、とても時間を要します。
8~9点は何とか拾いましょう。昨今、やや難化していることを考えれば10点取れれば合格に近づきます。
法令上の制限(8問)
一言で言うと、土地建物の規制(活用制限)についての法律分野で、建築基準法や都市計画法、農地法などから出題されます。
少なくとも、6点は欲しいところです。最悪5点をキープです。
税・その他(8問)
税法や景品表示法など、払わなくてはいけない税金や、やってはいけないルール、借入をする時の支援機関など、土地建物の取引をする上での上記以外の法律や制度について出題されます。
変化を付けられて出題されると、大迷惑する分野ですが、ここも固く6点は欲しいところです。
実は、35点を超える合格点が続いている理由のひとつが、受験生のレベルアップです。
勉強方法に変化がおきており、従来の勉強方法では対抗できなくなっているのも事実です。
ありきたりの通信講座の選び方で苦戦している人は少なくないです。
>>【宅建】初学者向け通信講座の選び方【独学・下剋上で合格】
「宅建は簡単」という理由を考える
宅建と比べる資格が難関
宅建は、他の法律資格と比べると基礎的な問題が多く、解きやすいのも事実です。
例えば、司法書士や行政書士です。
宅建と他の資格のダブルライセンスを取得している方は、難関資格の法律問題の印象が強いことから、振り返ると「宅建は簡単だったなぁ」と感じるのだと思います。
なので、宅建は簡単というイメージが付くのかもしれません。
他資格との勉強目安時間の比較
今度は、合格までの平均勉強時間の目安の比較ですが、これも宅建は他の国家資格と比べて少ない時間となっています。
宅建の平均勉強時間は500~800時間です。
これに対して、他資格の参考時間は下表のとおりです。
引用:LECリーガルマインド
URL:https://www.lec-jp.com/shindanshi/about/shiken/data_goukaku1.html
時間比較でも、他の難関資格と比べて、簡単というイメージが強いです。
しかし、500時間を超える勉強時間は、サラリーマンにとってはけっこう強度が高いものです。計画的に学習をすすめたいものです。
身近に有資格者が存在する
宅建試験は毎年約20万人が受験するマンモス資格です。受験者(母数)が多いと、低い合格率でも合格者の数は必然と多くなります。
また、宅建業では、宅建資格取得を推奨している会社が多いです。
宅建士は法的必置資格であり、宅建士が欠けると会社業務が出来なくなる可能性があります。それゆえ、合格をバックアップしている会社も少なくありません。
有資格者である身近な先輩や、日々の業務で宅建士の活躍を目に出来ることも大きいでしょう。
このことで、”宅建は決して手が届かない資格では無い”と感じる人も少なくないと思います。
むしろすごく良い環境です。
大学受験より簡単と思う理由
確かに、合格率や倍率を見る限りでは、大学受験より宅建の方が難しいと言うのが一般的な見方だと思います。
しかし、準備不足のまま受験する方も多いのが資格試験の特徴でもあります。
なので、出題範囲を最後までしっかり学習準備をした方は、受験生の半数にはすでに勝っているというのが体感値です。
しかも、大学受験は難関大になるほど、小さな頃からの積み上げで学習してる方が多いと言うのが事実です。なので、スタートダッシュが違う受験生同士の戦いでもあります。
積み上げの期間が違うのです。
しかし、宅建なら再受験の方がいたとしても、スタートはほぼ一緒と感じます。
努力が実り易く、チャレンジしやすいのが宅建と思います。
また、紹介したとおり、合格までの平均学習時間は500~800時間と言われ、難関大を目指す高校一年生の一年間の勉強量に相当する勉強量です。
一年間(365日)で割ると、1日あたり2.19時間です。土日は、もっと勉強できますし。
継続が出来れば、定量的(数字的)にも、誰もがチャレンジしやすい資格でもあります。
「宅建は難しい」と言われたら?
「宅建は難しいよ!」と言われた場合、ぜひポジティヴ思考でいきましょう。
僕が考える宅建試験にチャレンジするメリットは、
・宅建の試験勉強は法律入門として、後学のためにも、とても役立つ
・合格すれば、成功体験を得ることができ、自信がつく
・転職や就職に役立つ
が大きいです。
いつか、さらなるチャレンジをした時に「宅建は簡単」では無く、「宅建勉強が懐かしい」と感じることが出来たら良いですね。
僕も、振り返ると、とても有意義な時間でした。
試験後には、毎日の様に予想合格ラインをチェックして、一喜一優してました。(笑)
ぜひ、頑張りましょう!
参考にしていただけたら嬉しいです。