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みなさんは、現在どのようなワークスタイルで働いているでしょうか?
満員電車?
車通勤?
会社でデスクワーク?
営業先まわり?
中には、ブラック企業と言われる環境で働いているかもしれませんね。
今回は、中小企業診断士のワークスタイルについて紹介していきたいと思います。
中小企業診断士になってから、「こんなはずじゃなかった!」なんて後悔をしない様にないようにして欲しいと思います。
一方、「中小企業診断士の実態って理想的!早く知っておけば良かった( ;∀;)」と感じる方もいるでしょう。
とうことで、中小企業診断士のワークスタイルのメリットとデメリットについて書いていこうと思います。
独立中小企業診断士の仕事の特徴
中小企業診断士の仕事は、中小企業の経営課題の解決をアドバイスすることや、経営計画を策定することです。
なので、小売業やサービス業(業種にもよりますが)みたいに、商圏(商売をするエリア)が決まっている訳ではありません。
割と行動は広範囲です。
東京在住の診断士であれば、行動範囲が狭い人でも都内全域または埼玉・神奈川・千葉など関東広域になります。
全国を飛び回る診断士も少なくありません。
独立中小企業診断士のワークスタイルのメリット
時間に厳しいノマド?
これが、メリットと言えるかどうかは議論があるところですが、割と全国を飛び回り、ホテル暮らしをしている方も少なくありません。
ノマドとは
ノマド(nomad)は、英語で「遊牧民」の意味。近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。このような働き方をノマドワーキング、こうした働き方をする人をノマドワーカーなどと呼ぶ。
引用:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
売れっ子になればなるほど、この傾向は強くなるようです。
もっとも、全国からひっぱりだこになるということですからね~
良い点は、全国の中小企業をアドバイスするので、仕事に関する見聞は広がります。(全国を渡り歩けます)
支援先で夜は懇親会というパターンもありますので、人脈も増えます。
しかし、支援時間は厳守徹底がコンサルの基本ですので、時間については計画的で、割とタイトに動く必要があります。
例えば、東京→広島→滋賀→山形と渡り歩き、ホテル連泊というパターンも珍しくないです。
ホテルは資料作成の場所になりつつある
で、ホテルに戻ると資料作成と次回のコンサル準備という仕事が待っています。特に、資料作成と事前準備はめちゃくちゃ重要です。なぜなら、コンサルに同じパターンの相談はあるにしても、同一の案件はありません。だから、事前準備はとても重要なのですよ。
また、ホテルで事業計画を作りこむ診断士も少なくありません。診断士といえど、事業主は大変です。終業というのは、自分で決めなくてはいけません。
連携する診断士から依頼が来る
自分が得意分野を持っており、実績もある場合には、連携している診断士から仕事が舞い込んだりします。
診断士同士は仕事をさらにエキスパートな診断士に依頼をお願いしたりします。つまり、連携コンボ発動です。この連携が仕事を継続していく上でかなり必要なのです。
旅好きには向いてるかも
今回紹介したのは、全国規模の話ですが近郊で移動することも多いので、移動が多いワークスタイルとも言えます。
営業で慣れている人には向いていると思います。
で、全国をフィールドにする診断士となった場合は、移動は全国各地になります。なので、旅行ではありませんが、各地に行って幅広く仕事をしてみたい方にはメリットでしょうね。
出会いもあり、連携もあり、レベルアップを要求され、宿屋に泊まる。
なんか、RPGにも似ています。
独立中小企業診断士のワークスタイルのデメリット
体力勝負の面がある
中小企業診断士は移動距離も長く、出張も少なくないというワークスタイルになります。
なので、健康には気を付けなければなりません。自己管理が重要になりますし、体力も要求されます。連チャンで支援に入る時は、支援準備にも追われます。
仕事が軌道に乗るまで時間がかかる
中小企業診断士は食えない資格と揶揄されることもあります。実態はそうでもないのですが(あくまで人によりますが・・・)、仕事が波に乗るまで時間がかかるということは言えるでしょう。
【公開します】中小企業診断士が独立前にやっておくべきこと5つ
中小企業診断士として、独立するためには、しっかりと独立計画と営業計画を決めて、創業する必要性があります。
自分の替えが聞かない
中小企業診断士は替えが聞きません。あなただからオファーが来ているのです。
もちろん、専門外は別の診断士に対応をお願いすることもあるのですが、基本は自分が責任を持って支援にあたらなくてはいけません。これが、サラリーマンとの違いとも言えます。コンサルは責任感が信用を得る仕事でもあります。
繰り返しとなりますが、替えが聞かないので体調管理は最重要です。
スケジュール管理の徹底が必要
体調管理に続いては、スケジュール管理です。
これは、スケジュール管理と案件と案件の移動時間だけを指すものではありません。
経営計画の納品管理(締め切り)も含みます。
ものづくり補助金や経営革新案件となると、一定のまとまった時間が必要とされます。
支援が終わった後にホテルで朝まで…を数日ということも少なくありません。
日程・移動時間・資料作成の時間管理・自己管理スキルがとても重要になります。
家族との時間が少なくなることも
出張が多いと、たとえ日帰りでも家族とのふれ合う時間が少なくなることが考えられます。
自分の替えが聞かず、現地に行くことが原則の仕事なので、お子さんがいる家庭は寂しい思いをすることも多いと思います。
また、土日も資料作成に追われることもあります。
昔見た、漫画家の実態に近い感もあります。しかも、補助金が関係する経営計画の策定は、基本、経営計画の質によって合否が決まる競争なので、しっかりと企業と密になって他の診断士より良い計画書を出さなければ、なりません。
プロなので、結果が求められます。
仮に、不採択が続くと、顧客が離れていくこともあります。
まとめ:中小企業診断士のワークスタイルは人生の醍醐味
メリット・デメリットについて言及してきましたが、僕は中小企業診断士に持つワークスタイルに持つイメージは「憧れ」だけでした。
第一次試験後は、「ゆりかもめ」に乗って、お台場に行き、中小企業診断士になるという夢を振り返ったりしていました。
「今回もだめかなー」とか、「早く合格したいなー」とか。
田舎もんですから(笑)
中小企業診断士のワークスタイルは、人生の生きる醍醐味の一つではないかと思います。
- 日本の産業の為になる
- 頼りにされる(待っている方がいる)
- 日本全国で活躍できる可能性がある(見聞が広がる)
- 常に自分をスキルアップ出来る
- 人との出会いがある
- 仲間との連携がある
中小企業診断士は、全国を舞台にして活躍出来る資格です。
勇者になって、さあフィールドを駆け巡ろう!