海事代理士ってどんな資格?どういう仕事内容なの?
こんにちは。TADです。
今回は、海事代理士の仕事について調べてみました。
なぜ、海事代理士について興味を持ったかというと、僕自身が小型船舶2級免許を保有していまして、
「そろそろ免許更新の時期だなー」
と思ったところで、
「そう言えば、いつもの海事代理士事務所から更新案内きたっけ?」
と、ふと、思い出したのがきっかけです。
余談ですが、「海事代理士」って資格名、カッコ良くないですか?
ということで、今回は「海事代理士」について調べた内容を紹介していきます。
いつか、受験したいな~
海事代理士とは
海事代理士の業務内容は、
海事代理士(かいじだいりし)は、海事代理士法に基づき他人の依頼によって、船舶登記や船舶登録、検査申請、船員に関する労務、その他海事許認可など、海事に関する行政機関への申請、届出その他の手続及びこれらの手続に関し書類の作成を代理・代行することを業とする者である。
引用:ウィキペディア
とのことです。海に特化した行政書士ってイメージですね。
海事代理士試験について
試験日程
・筆記試験 9月下旬
・口述試験 12月上旬
試験内容
1.筆記試験 | 一般法律常識 |
海事法令 | |
2.口述試験 | 海事法令 |
合格基準
筆記試験:18科目の総得点220点の60パーセント以上の得点をあげた者。ただし、全科目受験者の平均正答率が60パーセントを上回る場合には、平均正答率以上の得点をあげた者。
- 正誤選択、一問一答の○×式
- 語群選択、短答式(空欄補充・小記述)
口述試験:口述試験4科目の総得点40点の60パーセント以上の得点をあげた者。
※令和元年度の筆記試験合格者については、20科目の総得点240点の62.75%以上の得点を得た者を合格とした様です。
申込期間
8月上旬~
受験費用
6,800円
受験資格
特になし。ただし、海事代理士法第3条における欠格事項に該当する場合には海事代理士としての登録は出来ない。
試験会場
筆記試験:全国11箇所
札幌、仙台、新潟、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、高松、福岡、那覇
口述試験:東京
合格率と難易度
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2019 | 288 | 156 | 54.2% |
2018 | 303 | 157 | 51.8% |
2017 | 290 | 142 | 49.0% |
2016 | 290 | 141 | 48.6% |
2015 | 295 | 151 | 51.2% |
2015年~2019年の過去5年を見てみると、平均合格率は、50.9%となっております。
で、海事代理士の難易度を調べてみると、「やや難~難」という評価が多いです。
行政書士より少し難易度が高い評価が多い様ですね。
法律資格の中において、合格率が50%程度と高い水準にあるのに対し、難易度が高いと評価されている理由は、受験生の質が高いということだと思われます。
おそらく、行政書士や司法書士の合格者がダブルライセンスとして受験することが多い為と思われ、優秀な方々の中での戦いとなると予想されます。
では、なぜ行政書士や司法書士の後に受験する方が多いのか?
という疑問ですが、その理由として、海事代理士より、業務の受注できる範囲が広い行政書士、司法書士の方を優先して先に受験するのだと思います。
で、さらに海事に特化した海事代理士を受験するという流れがあるのだとだと思います。
目指すのなら、僕も、行政書士(司法書士)から海事代理士という順番で考えますね。
海事代理士合格の為の平均勉強時間
法律学習経験者(行政書士資格保有者レベル)なら、300時間
法律学習初学者なら、500時間~600時間
というボリュームの評価が多いです。
ちなみに、行政書士の合格までの平均勉強時間はが300~500時間と言われています。
海事代理士の勉強方法の注意点
行政書士や司法書士と比べて、メジャー度は低い為に、体系的にまとめられた勉強法は多くは見当たりません。
市販の参考書や問題集を使い、傾向と対策について地道に学習していくイメージを持ちつつ、条文暗記がとても重要とのことです。
また、少し学習に寄り道する時間があるなら(時間的に余裕があるなら)、先行して、二級小型船舶操縦士の勉強も良い(面白い)という情報があります。
”海”に関する知識をステップアップで勉強できると思います。
僕は二級小型船舶操縦士を保有していますが、二級小型船舶操縦士は無理なく勉強できる資格です。(何より、海のことを知るのは楽しかったです。)
海事代理士試験は、結構ムズいという評価が多いですが、一方で、地道な努力が実る試験だという情報も多いです。
やっぱり、なんだかんだ言っても、合格率の50%は勇気でますよね。
応用させたり、ひねったりする問題はあまり無いようですが、知識を正確に問う問題が多く、継続的な学習が必要との書き込みが多いですね。
なので、しっかり学習すれば、十分取得できる可能性がある資格と思います。
ちなみに、行政書士と海事代理士のダブルライセンスで活躍している人も少なくないですね。
特に取得してから、海運業界等の海に関する業界や、さらなる法規に関する勉強がとても必要とのことです。魅力的な資格の一つだと思います。
海事代理士試験の通信講座
海事代理士試験の通信講座は行政書士や司法書士ほど多種の通信講座がある訳ではありません。
というか、一つだけしか見つからなかったです。
NPO法人REALの講座です。
調べてみると、5人に一人はこの講座を受講しているとの情報がありました。
興味が沸いた方は、確認してみて下さい。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
人気のある資格取得講座を徹底比較【お得な無料資料情報も解説】