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こんにちは。TADです。
インテリアコーディネーターの資格を知ってますか?
この資格は、一言で言うと「魅力的な空間づくりの資格」です。
インテリアコーディネーターになると、こんなことが出来ます。
・自分が思ったとおりの雰囲気で、部屋作りが出来る。
・住宅や部屋のインテリアコーディネートが出来る。
・店舗空間のコンサルティングが出来る。
この記事では、インテリアコーディネーターの取得方法や難易度、勉強方法など資格取得に関する解説と、インテリアコーディネーターの活躍・展開方法について解説していきます。
インテリアコーディネーターを目指している人には必見の内容になっていますので、最後までよろしくお願いします。
インテリアコーディネーターとは
インテリアコーディネーターとは、「こんな空間で暮らしたい!!」という空間をコーディネートする仕事です。
オーガニック、和風モダン、近未来・・・、さまざまなコンセプトの部屋があると思います。あたなたはどんな部屋に住みたいですか?
テレビドラマなどでスタイリッシュな事務所やオフィスを見たことがありませんか?これもインテリアコーディネーターの仕事のフィールドの一つです。
空間の内装から設備・備品・家具などのプロデュースをトータル的に行うのです。
でも・・・「こんな空間に暮らしたい!!」と思っても、「アロマ器具や雑貨を一つ二つ買ったけど、イメージした空間とはほど遠い・・・((+_+))」
実は、おしゃれに暮らしたいと思っていても、そんな悩みを持っている方は意外と多いのです。
インテリアコーディネーターは、そんな悩みを解決していきます。素敵な仕事ですよね。
インテリアコーディネーターの仕事の流れ
ここでは、インテリアコーディネーターの仕事の流れについて分かり易く説明します。
ヒアリング
最初に相談内容についてヒアリングします。空間コンセプト、予算、色、素材など、詳細に聞いていきます。もちろん、店舗用の相談にも乗ります。
インテリアCN
相談者
プランニング・追加ヒアリング
ヒアリングを元に空間をデザイン・プランニングします。必要な事項についてはさらにヒアリングします。
インテリアCN
必要な商品の選定
全体的なプランニングに沿って、必要な商品を選定していきます。
インテリアCN
提案・契約・発注
プランニングを提案し、納得されたら契約します。契約後、商品の発注を行います。
相談者
セッティング・アフターフォロー
納品された商品のセッティングをし、アフターフォローを行う。
インテリアCN
以上が、インテリアコーディネーターの一連の仕事の流れです。
このように空間のプロデュースが主な仕事内容となります。
インテリアコーディネーター試験
インテリアコーディネーターになるには、インテリア産業協会が実施する認定試験に合格する必要があります。試験は年に1回です。
第一次試験と第二次試験があります。
第一次試験
【試験形態】
・学科(マークシート択一式)
【受験日程】
・第一次試験:10月上旬
【受験申込期間】
・7月初旬~8月中旬
【申し込み方法】
・インターネット
詳しくは、公益社団法人インテリア産業協会の公式HPで確認ができます。
【受験資格】
年齢・学歴等の特段の制限は無し
【受験地】
受験地は、12箇所で実施の様です。都道府県すべての受験地ではないことに注意です。
実施都道府県:北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・石川県・兵庫県・広島県・香川県・福岡県・沖縄県
【試験内容】
- インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
- インテリアコーディネーターの仕事に関すること
- インテリアの歴史に関すること
- インテリアコーディネーションの計画に関すること
- インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
- インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
- 環境と設備に関すること
- インテリアコーディネーションの表現に関すること
- インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
第一次試験は、択一試験ということで、主にインテリアに関する基礎知識を問われる試験ですね。しっかり準備すれば短期合格も可能と思います。
第二次試験
【試験形態】
・プレゼンテーション・論文(記述式)
【受験日程】
・第二次試験:12月上旬
【受験申込期間】
・7月初旬~8月中旬
【受験資格】
・過去3年以内に一次試験に合格していること。
【試験内容】
・プレゼンテーション・論文によるインテリア計画及びそのプレゼンテーションに関すること
論文試験では、問題に対して文章でその課題の解決方法を理路整然と表現出来るかを問われ、プレゼンテーションは、相談者に対して企画を提案・コンサルティング出来るかを問われる試験に様です。
つまり、分析⇒企画⇒提案のプロセスを習得出来ているかどうかを問われる試験という訳ですね。
合格率
2018年のデータによると、第一次試験の受験者数は8,542名で、合格者数は2,766名、合格率は32.4%です。
第二次試験は、受験者数3,620名で合格者数は2,135名で59.0%となっています。
合計すると、合格者数は23.8%となり、例年もこの割合での合格者数となっております。
インテリアコーディネーター資格の勉強のポイント
インテリアコーディネーター資格は、しっかりと事前準備をすれば合格可能な試験です。
特に、第一次試験の32.4%は、しっかり勉強すれば、十分突破可能な数字です。
インテリアコーディネーター合格に必要な目安勉強時間は?
インテリアコーディネーターに合格する目安の勉強時間は300時間と言われています。
約5~6ヶ月が必要と言われていますが、これは1日約2時間勉強した場合です。
1日1時間⇒300日⇒約10ヶ月
1日2時間⇒150日⇒約5ヶ月
1日3時間⇒100日⇒約3ヶ月
けっこうな時間の勉強時間が必要と思われますが、これは、出題範囲が広範囲にわたるため、覚えるべきことが多いからです。
でも、合格率が低い試験は突破しても差別化出来ることが少なく、そう言う意味ではインテリアコーディネーターの合格率23.8%は、勉強しがいがある数字だと思います。
INPUTとOUTPUTを計画的に行うことと、スキマ時間を効果的に使うことが重要です。
例えば、通勤時間等のスキマ時間を1時間使えれば、家での座学は1時間になります。週末などまとまって時間がとれる場合は、さらに勉強がはかどります。
最近では、スキマ時間の活用は、すべての資格の合格に重要な考え方となっています。
インテリアコーディネーター試験は出題傾向を知ることが重要
出題範囲が広いということは、問題の傾向をつかみ、出題のポイント(傾向)を抑えていくことが重要です。
出ないところを懸命に勉強したのでは、とても非効率です。その為、INPUTと過去問でのOUTPUTの回転が効果的です。
「過去問」を重点的に攻略し、少なくとも10年分はこなしましょう。
インテリアコーディネーター資格の通信教育と教材
インテリアコーディネーターを勉強する方法として、通信教育を受講することと、市販の教材を使って独学することの2つが考えられます。
インテリアコーディネータ試験の通信教育を活用する
安定感がある学習方法は、何と言っても実績がある通信教育を受けることです。
人気の通信教育のリストです。
- ユーキャン インテリアコーディネーター講座
- ヒューマンアカデミー(たのまな)
- 東京アカデミー
ユーキャン
ユーキャンは、資格取得が初めての方でもしっかりと取り組めるコンテンツづくりをしております。
講座体験者の声をしっかり反映して作りこんでいるので、初心者でも継続しやすいのが特徴です。
人気資格はもとより、実用・趣味に関するオリジナルな講座の多さも魅力です。テキストがコンパクトでどこでも持ち歩いて学習出来ます。
そして、なによりその知名度は群を抜いています。だれもが「ユーキャン」のブランドで安心して勉強に取り組めると思います。
こんな方におすすめです。
・初心者なので、とにかく分かりやすいのが良い
・実用・趣味の資格に興味がある
・どこでも、いつでも学習したい
・テキストと動画等、バランス良く受講したい
・口コミが気になる
たのまな(ヒューマンアカデミー)
「たのまな」がおすすめな理由は、なんといっても圧倒的な講座数です。
やりたいことがきっと見つかると共に、実績が十分な通信講座であり、安心してチャレンジが出来ます。
資格取得のみならず、女性向けの実用・趣味講座のラインナップが充実しています。ユーキャンと比べて、少しニッチな講座も多数あるのが特徴で、初心者はもちろん、経験者でも魅力を感じるコンテンツが並びます。
こんな方におすすめです。
・初心者だけど、プロを目指したい
・安心で実績のある講座を選びたい
・楽しく受講したい
・サポートが心配
・割引やキャンペーンでお得に申し込みたい
その他、インテリア産業協会が紹介している通信教育があります。
市販の教材
おすすめ教材を紹介します。
テキストと過去問をバランス良くこなすのが序盤の勉強のコツです。
- インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第11版 上巻
- インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第11版 下巻
- インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究
インテリアコーディネーターが活躍出来る業界
インテリアコーディネーターと相性が良い業界
インテリアコーディネーターが活躍出来る業界について紹介します。
- 家具・雑貨・インテリア販売
- 不動産業界
- 建設会社
- ハウスメーカー
- コンサル業界(店舗づくり)
インテリアコーディネーターは、空間づくりを全体的にコーディネートをすることが出来ることから、住宅から施設まで幅広いフィールドでの活躍が期待されます。
また、関係資格とのダブルライセンスも期待できます。仕事の展開を広げる可能性も高い資格です。
インテリアコーディネーターの今後の展望
ライフスタイルの変化、価値観の多様化で”自分らしさ”に、さらにこだわる時代になってくると予想され、自分の住む空間や職場環境にも「個性を出したい」と考える個人や企業もますます多くなってくると予想されます。
フリーランスとして自宅を仕事場とする方も多くなってくるでしょう。
“smartインテリア”など、ファッション雑誌でもエッジの効いたスタイリッシュで個性的な部屋が若者にも人気です。
今後は、新築だけでは無く、リフォームや学生や一人暮らしの方の賃貸物件の空間作りにも需要が見込め、空間が好きな方には目指す価値がある試験と思います。
もっとインテリアコーディネーターが活躍出来てもいいと思います。
例えば、新しくアパートを借りつつ、インテリアコーディネートも一緒にしてもらうとか。
不動産会社が、それをサービスとして提供していくとか。
インテリアコーディネーターは仕事の幅を広げる仕事です。
しっかり準備をして、試験に臨みましょう!
最後までありがとうございました。