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・宅建資格を副業で活用したい
・宅建を持っているけど、不動産業界に就職するしか活用方法は無いの?
・宅建資格を使って収入を増やせないかなぁ
こんな疑問に答えていきます。
結論から言うと、宅建士の副業は「選ばれし者」だけが出来る仕事です。
「ネットビジネス」や「せどり」などは、誰もが参入出来る副業なのに対して「宅建士」の副業は、有資格者だけが出来る副業です。
それは、宅建業務を行う為には資格が必要とされるためです。
この記事を読むと、宅建士の副業の実態が分かり、収入アップのヒントになります。
さらに、週末に副業を考えている方には必見の内容になっています。
それでは、順を追って説明していきます。
宅建で副業は可能なのか?
結論から言うと、宅建で副業は可能ですし、多くの方が従事しています。
副業の形態は、フロー型(労働型)の副業になります。
フロー型を簡単に説明すると、働いた時間だけお金がもらえる働き方です。なので、アルバイトに近いスタイルの副業になります。
宅建の副業の具体的な内容は、
働く場所:「不動産屋(宅建業)さん」
業務の内容:重要事項説明及び重要事項説明書・契約書に記名押印
というものが多いです。
中には、アパートの内覧や紹介など宅建業者の幅広く仕事を任せられる場合も多あるようですが、接客や営業はお客様の信頼もが重要なため、正規の社員がやることが多いようです。
宅建が副業に超絶おすすめの理由3選
ここから、宅建が副業におすすめの理由を主に3つ紹介していきます。
宅建士にしか出来ない業務がある
重要事項説明等は宅地建物取引業法第35条を根拠とする宅建士にしかできない業務です。
独占業務ともいいます。
なので、たとえベテランの正社員であっても、宅建資格を有していなければ、契約に必要な重要事項説明等の業務を行うことができません。
このことが、宅建士の有資格者が重宝される大きな理由です。
さらに深堀りして説明すると、資格を持っていない社員は、アパートの紹介や土地や建物の売買の営業は出来ますが、最終的に契約の時に宅建士がいないと残念ながら業務が出来ないということになります。
なぜなら、取引をあっせんする為には必ず、「重要事項説明」が必要になることが法律で決まっているからです。
そのため、宅建業者としても「宅建」を保有している人を採用することには、とてもメリットがあるのです。
宅建のアルバイトは土日が最適
アパートを探す時は「土日の休みを活用して探す」という人が多いのではないでしょうか。
例えば学生なら、親も「土日」が休みなことから、土日を選んで不動産会社に行く人も多いのではないでしょうか。
サラリーマンでも、平日は仕事がありますので、おのずと住まい探しは土日になる人の方が圧倒的に多いと思います。
なので、不動産業界は「土日」が忙しい傾向にあり、土日に働くことが出来る人材は貴重となります。
このことから、サラリーマンの方は休みである土日を有効に使えるので、副業として最適なのです。
いわゆる仕事のダブルヘッダーが無くなりますし、なにより時間的に本業に気を使わなくても良いのが嬉しいです。
宅建業務の実務能力が付く
宅建士として、すでに実務に従事したことのある方には当てはまりませんが、宅建士を取って日が浅い方には非常に大きなメリットになります。
特に大学生とか、転職準備中の方にはレベルアップの良いチャンスです。
紹介したとおり、不動産業界の経験が長い方でも、重要事項説明は宅建士が行うことになっている為、駆け出し宅建士でも業務にチャレンジするチャンスはあります。
不動産業界は実務が重要な世界です。勉強では学べない取引のプロセスやノウハウがあります。
例えば、土地の売買一つをとっても遺跡調査や農地転用、再測量など、さまざまな課題があったりします。
それを実践で体験できるのは貴重な体験と思います。
宅建士の副業収入
宅建士の副業収入は時給1,200円~1,500円が相場です。
また、インセンティブを付けている企業もあります。インセンティブとは「成約した」もしくは「重要事項説明等を実際に行った」都度、報酬が付与される仕組みです。
なので、時給+インセンティブだと、さらに収入アップが見込めます。ただし、インセンティブもメリット・デメリットがありますので、そこはご注意を。
デメリットとしては、成約等がノルマ化されていると、精神的な負担も少なくないのでしっかり検討しましょう。
大手転職サイトの「indeed」で検索すると、かなりの求人数が確認できます。
しかも、「週1」「副業」「宅建士歓迎」のキーワードで、かなりヒットします。
「宅建士」を持っていて、資格が眠っている方を急募している具体的な提案がある会社も少なくありません。
時給1,500円で、1日8時間労働で月8日働けば、96,000円になります。インセンティブがあればさらに収入は増えます。時給1,200円なら76,800円です。
仮に、大学生だとしたら、実務経験値も付きますし、条件が良いアルバイトになります。
宅建士で副業する場合の注意点
宅地建物取引士の登録
宅地建物取引士は登録しないと実務に従事することが出来ません。
合格だけでは不十分なのです。宅建受験から登録までのロードマップは次のとおりです。
- 宅建試験合格
- 都道府県知事の登録を受ける
- 宅地建物取引士証の交付
で、都道府県知事の登録には、次の2つのどちらかを満たさないといけません。
- 過去10年間で2年間以上の実務経験がある
- 合格後に国土交通大臣が指定する登録実務講習を受ける
ま、実務経験がある方の方が珍しかったりするので、登録実務講習を受ける方が多いと思います。
僕も登録実務講習を受けましたが、真面目に受ければ、さほど難しいものではなかったです。
宅建資格を活用する予定の人は、しっかりと登録しておきましょう。
宅建士の名義貸しは、ダメ!絶対!
「宅地建物取引士の名義貸し」とは、多いパターンが宅建士が実際に働くことなく、存在しているがごとく名義を貸すことです。
また、副業で働くということから、その営業所の専任の宅建士となることはできません。
まずは、この二つが注意しなくてはいけないパターンの「名義貸し」です。
・実際に働くことが無く、名義(名前)だけ貸す「名義貸し」
・実はアルバイトだけど、専任の宅建士ということにする「名義貸し」
なので、専任の宅建士としての名義貸しを依頼されてしまうのかというと、宅建士は従業員5人につき、1名の専任の宅建士(正規職員)を配置しなければ法律違反になるからです。
そのため、高額での宅建士の募集も散見されます。それほど、宅建士の評価や需要が高いということも言えますが、名義貸しは宅建士の取り消しになり得る重大なものですので、絶対に断りましょう。
就業規則を確認する
ここまで、宅建士の副業について、その魅力を伝えてきましたが、サラリーマンの方は会社の副業規定を絶対に確認しましょう。
就業規則に反すると、一時的なペナルティ(減給や出勤停止、降格など)があるばかりか、会社での立場が不利になることが多く、将来的な昇進や出世に大きく影響してしまうこともあります。
副業に対する理解がある企業は増えていますが、日本の実情としては、残念ながらまだまだです。
副業自体禁止、競業業種(同じような業種)禁止など、副業の禁止にもさまざまありますので、しっかりと確認したいところです。
転職サイトを調べると宅建士のメリットを強く感じる
宅建士を受験しようかどうか迷っている方は、ぜひ転職サイトを一度見てみることをお薦めします。
その求人数はハンパないです。
これが、宅建人気の秘訣や原因をかなり感じることが出来ます。
宅建は「人生のリスクヘッジに非常に効果がある資格である」と再認識出来ることと思います。
もちろん、転職のみならず、就職にも言えることですが。
職が無くなっても食える可能性が高くなります。
また、副業だけではなく、週末起業(アパートオーナー等)も狙える資格です。
ちなみに、僕も宅建取得を機に、アパート経営を始めました。
宅建資格は不動産業界ではエース
僕は、宅建資格は不動産業界ではエースの資格と考えています。
実際に取得してみて、さらにそれは実感しています。
不動産業界には、超難関資格の不動産鑑定士という国家資格がありますが、一般的には宅建取得で十分に不動産業界で活躍出来ます。
宅建が不動産業界においては、マスト資格であることについてはこちらの記事で他の不動産資格と比べてかなり詳しく紹介しています。
しかも、宅建は難関でありながら、努力が報われ易い資格でもあり、コスパ最強の資格と言われることもしばしばです。
人気があるということには、やっぱり、それなりの理由があるものです。
しかしながら、宅建は難関であることには違いがありませんので、しっかりとした対策でチャレンジすることが必要です。
しかも、1年に1度のチャンスになりますので、正しい方法で、かつ時間を確保して学習する必要があります。
僕の体験談を凝縮させた、生活パターンを重視した挫折しずらい講座の選び方はこちらで確認できます。
副業や人生のリスクヘッジに最適な宅建士に興味を持っていただけたら幸いです。
