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ファイナンシャルプランナーってどういう資格?
ファイナンシャルプランナーの評価はイマイチなの?
今回は、こういう疑問・質問について、回答していきたいと思います。
僕は、FP技能士検定は3級で、ステップアップとして宅地建物取引士を取得しました。
勉強経験者としての目線・体験談で実態により近い情報を届けたいと思います。
ファイナンシャルプランナーとは
ファイナンシャルプランナー資格の種類
ファイナンシャルプランナーは、国家資格と民間資格の二つが存在します。
まずは、これを押さえましょう。
「FP技能士」は、国家資格であり、良く耳にする「AFP・CFP」は民間資格になります。
ざっくりいうと、FP技能士2級がAFPレベル、FP1級がCFPレベルと言われます。
ファイナンシャルプランナー資格の特徴
ファイナンシャルプランナー資格について、もう一つ覚えておくべきことがあります。
それは、ファイナンシャルプランナー資格には、独占業務が無いということです。
独占業務とは、資格を持っていないと、出来ない業務のことを言います。
分かり易いのが医者でしょうか。病人を診察することが出来るのは、医師免許という国家資格を持った医者のみです。これが独占業務です。
他に有名なのは、税理士や弁護士、司法書士などがあります。
ファイナンシャルプランナーは独占業務を持たない、名称独占資格になります。
資格を取得し、ファイナンシャルプランナーを名乗ることで、一定の知識・知見を持つ者としての証とすることが出来ます。
ファイナンシャルプランナーの仕事内容
ファイナンシャルプランナーの仕事は、個人の生活や企業活動に関するお金の相談にのり、アドバイスやコンサルティングを行うことです。
取り扱うお金の相談の内容としては、
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業承継
になります。
具体的には、
「どの保険を選んだら良いか悩むなぁ」
「不動産投資をしたいなぁ」
「老後の生活資金はどうしよう」
「教育資金がかかるなぁ」
「節税はどうしたらいいの?」
そんな相談にアドバイスを行っていきます。
生活における、あらゆるお金のエキスパートとしての活躍が期待されます。
ファイナンシャルプランナーの難易度
ファイナンシャルプランナーの合格率
過去5回のFP技能士3級の合格率です。
2019年9月 72.43%
2019年5月 70.61%
2019年1月 73.50%
2018年9月 77.09%
2018年5月 79.11%
過去5回の平均合格率は74.54%と、高い合格率になっております。
このことから、資格取得の難易度は「易」と言えるでしょう。
ファイナンシャルプランナーの評価
FP技能士3級を取得して独立出来るか?といえば、厳しいでしょう。
ファイナンシャルプランナーで独立出来るレベルと言ったら、やはりCFPでしょう。
しかし、ファイナンシャルプランナーが「役に立たない資格なのか?」という意見については、僕は真っ向から、「NO」と答えます。
ファイナンシャルプランナーの学習には、資格取得以上のメリットがあると考えています。
ファイナンシャルプランナー取得のメリット
ファイナンシャルプランナーは「お金」の勉強が出来る
私達は、お金の勉強を体系的にしてきたことがあるでしょうか?
小・中・高校と「お金」に特化した授業って、ありませんでしたよね。
で、社会に出てから、いきなり「保険」や「税金」、人によっては車のローンに直面します。
ここで質問です。
先ほど紹介した、ファイナンシャルプランナーの試験科目の6つについて、知識や経験が深い方はいるでしょうか。
むしろ、携わらなければ、全く分からない分野もありますよね。
乱暴な言い方をすると、資本主義社会は、お金の奪い合いで社会が成り立っているとも言えます。そのお金の本質や社会での仕組みを勉強していないということに、「リスク」を感じなければならないと思います。
つまり、損をしたり、残ってしかるべきお金も無くなったり、増やす方法をしらなかったりと、一番大事と思われる「お金」について人生がハードモードになっていくことが予想されるのです。
お金について、自己防衛・利殖方法を学ぶことは、現代社会において、超絶必要なことではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナーの知識は超絶必要
資格取得云々より、FP技能士3級の知識は社会人として超絶必要です。
マジで知っておかなければならない知識のオンパレードと言えます。
これは、ホントの本音です。
僕は、中小企業診断士として決算書も見ますし、不動産投資もします。
つまり、資格以前に、身を切って実践を行っている訳です。
そのうえで、ファイナンシャルプランナーの知識を振り返ってみると、FP技能士3級の試験範囲の知識は知っておかないと、社会活動において、「遅れをとる」こと間違いないです。
言いすぎかも知れませんが、社会において、お金の仕組みを知らないということは、武器無く戦場に挑むのと同じ状態です。
僕は、本当は学校教育の一環としてFPの授業があっても良いくらいと思います。
ファイナンシャルプランナーの知識は、自分自身のものとして、実社会上絶対に必要な知識で、社会で戦うためのバトルチュートリアルといっても過言では無いです。
ファイナンシャルプランナーからのステップアップ方法
しかし、資格を取得しようとしている方には、いくら実社会で役に立つと言っても、資格自体を活用したり、評価を受けなければ、資格を取ろうとする目的が達成されるとは言えないと思います。
それは、そうですよね。
資格取得を志すからには、独立するとか、高い評価とかメリット(実益)がないと、やる気にならないのも事実と思います。
といことで、ここでは、FP技能士3級からのステップアップについて紹介していきたいと思います。
先ほど、受験科目で紹介した6つの中で、最も興味を持った分野へ進むという方法があります。
興味をもった分野の上位資格を狙っていくというのが良いでしょう。
例えば、
タックスプランニング → 税理士
不動産活用 → 宅地建物取引士
老後資金・社会保険関係 → 社会保険労務士
企業の資金繰り・事業承継 → 中小企業診断士
株式投資 → AFP、CFP、証券アナリスト
という道があります。
しかしながら、、、
繰り返しですが、上位資格も「社会のお金の仕組み」を知らずに業務が出来るものは何一つとして、少なくとも日本には存在しません。
なので、
FP技能士3級の知識は超絶必要なもの。
あってあたり前の知識
なのです。
知らないと不利になります。マジで。
それが、お金の知識です。
合格率も高いですし、ぜひ取得を目指して欲しい資格です!
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!